いんぴに本文2
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「ソンギュヒョン大丈夫ですか?」
「んー…」
「まだ熱いですね…ボクお粥作ってくるんで待ってて下さいね」
ソンジョンが出ていくと独り居る部屋が途端に寒く感じた
帰ってきてずっと考えてたけど、
だんだん頭が痛くなってきて気づいたらベッドに寝てた
昨日のキスは、なんだったんだろ…
考えといて、って…そういう事なのかな…
「ヒチョルヒョン…」
スマホにはヒチョルヒョンから連絡が入った様子がない…はぁ…やっぱり自分にいいように考えすぎ?
コンコン、と扉が叩かれてソンジョンがお盆を持って入ってきた
「ソンギュヒョン、おかゆ持ってきましたよ」
「ありがと、」
「…あと、ヒチョルヒョンも持ってきました」
「は?」
持っていたスマホから視線をソンジョンに戻すと、その後ろからひょっこりヒチョルヒョンが持ってきたってなんだよー!といいながら、ビニール袋を提げて入ってきた
「え、え?ヒチョルヒョン??!」
「おー大丈夫か?」
サラリと頭を撫でられてベッドに座る
ソンジョンはお盆を床に置いてさっさと出て行ってしまった
「まだ熱っぽいな」
顔赤いぞって頬を撫でられたけど、熱のせいじゃないと思います…
ど、どうしよう…なにか話さないと…
ひとり慌ててると、お粥が入ったお盆を膝に置いて、レンゲですくって目の前に差し出して来た
「え、…」
「ほら、食えよ。せっかく作って貰ったんだろ?」
フーフー、ともう一度レンゲを差し出されて
ヒチョルヒョンを見れば、な?って食べなきゃ下がらなさそうな手に折れて口を開けた
ソン「なぁんだ。ラブラブじゃないですか…」
ホヤ「心配して損したぁ〜」
ドン「あ!ソンヨルちゃんとウヒョンを押さえとけよ!」
ウヒョ「ソンギ…もごもごっ!!!!」
ソンヨル「ちょ、誰か助けて!」