しんふぁ本文

□マンネの日々2
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「エンディ〜」


あぁ、またか。

音楽番組の収録での待機中。

ソファーに座っていると、エリックヒョンがトコトコとコーヒー片手にやってきた。


「なぁにヒョン」


iPadから目線を外す事なくそうゆうボクに
ぶ〜と頬を膨らませながら膝に頭を乗っけてきた。


「なにやってんの?」

「ゲームですよ〜」

「ふ〜ん…」


ピコピコ…ピコピコ…

かまう事なくゲームを進めていると、
膝に重みはあるものの静かなエリクヒョンをチラリと見れば、目を閉じていた。


まだセットしていないサラサラの髪の毛を梳く

ほんと黙っていれば、めちゃくちゃイケメンなのになぁ…

ゲームからピコピコと警告音が聞こえたけど、エリクヒョンの顔をポケーと見ていると
眠っていたハズのエリクヒョンの目がパチリと開いて、梳いていた手が止まる


「ヒョ、…っ」

「もう梳いてくれないの?」


途端に恥ずかしくなる

目を瞑っていただけで、起きていたのか!

恥ずかしいっ!!


恥ずかしさを誤魔化すように髪をワシャワシャとかき乱す


「エンディ痛い、痛い」

「うるさい…っ」

「ふふふ…って、ちょ、本当に痛い!」


嫌ならさっさと膝から起きればいいのに!

クスクス笑って、それでも起き上がらないエリクヒョンの頭はヘアメイクのヌナに怒られるくらいになった。





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