しんふぁ本文
□マンネの日々3
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もう!洗濯物はちゃんと洗濯籠に入れてっていってんじゃんか!!
ぶつぶつと文句をいいながらも、
散らかってる服を片づけてるボクって良いマンネだと思う。
洗濯機のある脱衣所に行けば、
フンフ〜ン♪と楽しそうな声が風呂場から聞こえる
「ヘソンヒョン?」
「ん〜?エンディ?おいで〜」
イヤ、ボク洗濯しなきゃ…というボクの訴えは華麗にボクの服を脱がしていくヒョンに掻き消された。
「はぁ〜いい気持ち」
「そうだね…」
浮かないボクの顔にバシャとお湯をかけてキャッキャと喜んでるヘソンヒョン
「ちょ、ヒョン!鼻に入っちゃったよ!」
「あはは〜だってエンディが楽しくなさそうだったから☆」
「…」
マジで殴りたくなったけど、グっと拳を抑えたボクを後でドンワニヒョンに褒めて貰おう。
「なぁ!このキャンドルいい匂いじゃない?」
「…チョコ?」
「そ!良くない?良くない??」
「まぁ、バラとかよりは」
でしょ〜!と自分を褒められてかのように喜ぶヒョンにさっきまでの怒りもお湯に溶けていく
「ん〜…チュッ!」
「なに、ヒョン…いきなり」
「したくなったの!」
そう言って、キレイな顔を近づけてくるのは止めて欲しい。
キャンドルの話からいきなりキスって、
ヒョンの思考回路についてけないけどこの甘ったるい匂いの中にいたらキスしたくなるのは、わからずもない…。
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