いんぴに本文3

□イタズラするぞ!
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*某お酢のCMパロ*



〜CM〜

子ども「おやつをくれなきゃ、イタズラするぞ!」




…子どもカワイイなぁ

そういえば今日ハロウィンか…。


「ただいまぁ〜」


玄関からウヒョナが帰ってきた音がする。


…脅かしてやろうかな…くふっ、


見えないようにソファーの下に隠れて息を潜める。


「あれ〜?ソンギュ〜??いないの〜?」


キッチンにオレの姿を探しに行ったのが足音でわかる。

テレビが付いてて、テーブルにはホカホカ湯気がたってるマグカップ。

家に居るはずなのは、バレバレだけど
何処にいるかまではまだバレてないみたい。


くふふっ、

漏れ出てしまいそうな笑い声を隠すのが大変だ。


「ソンギュ〜?かくれんぼ??」


ソファーに近づいてきた足音に、飛び出した。


「わぁ!!」


そして、愛嬌込めての一言。


「お菓子をくれなきゃ、イタズラするぞ!!」


…あれ?目を見開いたウヒョンが全然動かないんだけど。

びっくりしすぎたかな?


「ウヒョナ?…おーい?」

「…ぃ…」

「なに?」

「かわいいいいいいいいいい!!!」


ソファーの背もたれを飛び越えて、
抱き締められてブンブンと振られる。


「う、…ちょっと、気持ち悪…」

「かわいい!かわいい!!なに?今日はデレの日?」


デレの日ってなに?

ちょっと、とりあえず離せよ!


「ねぇ、イタズラってなにするの?ねぇ、ねぇ!」

「え…あの、」


ネクタイをシュルシュルと解いて、
ニヤニヤ笑っているウヒョン。


「ねぇ、早くイタズラしてよ」



しないなら、オレがしちゃうよ?



解いたネクタイを手首に結ばされて、
心の底からなんて事をしてしまったんだと思った。









ハロウィン、いんぴにネタ。

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