いんぴに本文3
□ソン三兄弟の日々
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三男の先輩
「おい、ソンジョン…誰だこれは」
「一目あった時から決めてました!!」
付き合って下さいーー!と、叫んで抱き付いてきたのは、ソンジョンのバイト先の先輩。
「今日バイト終わったら先輩連れて遊びに行くね」
ってメールが来てたからちょっと心待にしていたのに。暇なこのカフェにこの男の叫びが響き渡る。
「ちょ、取り敢えず離せ。…そして出ていけ」
「なんでー?オレじゃダメですかぁ?」
おい。いくらオレが後輩のお兄ちゃんだからって、オレお前より年上よ?ちょくちょくタメ口聞いてんじゃねぇ!
「ねぇ、ソンギュヒョーン」
「ヒョンって呼ぶんじゃねぇ!」
「え、呼び捨てにしていいの?!ソ、ソンギュ!!…えへ、照れちゃうね」
イタた…頭が痛いや、風邪かな…
「はぁ、ウヒョニヒョン。取り敢えずご飯食べましょう?」
ナイス、ソンジョン!!
ようやっとオレから離れたあいつ。ウヒョン?っていってたか?顔は、中々のイケメンなのに、アホだったか。もったいない…。
「はぁ〜!ソンギュの手料理〜楽しみだなぁ!!」
「残念だったな!うちの飯は、冷凍食品だ!」
「…ヒョン、それ店にとってはアカン」