いんぴに本文3

□41.憂う
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【41.憂う】



どうして、こうなったんだろう…

目の前には酒に溺れているヒョクチェヒョン。


「ソンギュ!聞いてんのか?!」


さっきから2言目には、聞いてんのか!って言ってもう会話になりません…助けてヒチョルヒョン…


「なぁ!ソンギュ…もうシたの?」


ぶふぁーーーー!!!

飲んでいたカシスオレンジが、飛んでいったけどヒョクチェヒョンは気にせず聞いてくる。


「セックス!したの?」


ごほぉーーーー!!!!!

無視して気を取直して食べてた海鮮チヂミが器官に入って苦しい…


「な、ごほっ、…なに言って…」

「ヒチョルヒョンともうセックスしたの?って聞いてんの」


さっきまで、ろれつも回っていなかったクセに急に饒舌に話し出すヒョクチェヒョン。


「なぁ、どんなのシてんの?」

「ど、ど、どんなって…!」

「ヒチョルヒョンは、どんなの好きなの?」


このヒョンはどうしたんだ?!!
まさか酔いが醒めたのかとおもったけど、まだ酔ってるのか?!!


「ドンへはなぁ…」


よかった、結局は自分の話か…


「最近コスプレにハマってるみたいで、」

「ごほっ、っコスプレ…」

「昨日はナースだった」


昨日は、って…


「今日も帰ったら待ってんのかな…」


遠くを見つめるヒョクチェヒョンは、グイッとビールを飲んでオレに詰め寄ってきた。


「ヒチョルヒョンは?」


まだ聞く?!
ジーと見つめてくるヒョクチェヒョンからは、逃げられないと感じて、ボソボソと話した。


「ヒチョルヒョンは、…普通ですよ…」

「えー?!ウソだぁ!絶対ドSっぽいんだけど!」

「そ、そりゃぁ…まぁ、ちょっとは…」

「やっぱりドSになるんだ!!」


釣られた!とは、思ったけどこんな事話せるのは、ヒョクチェヒョンだけか?と思って聞きたい事を聞いてみる。


「ドンへヒョンは、その、…自分でやってみて、とかいいます?」

「言う!なんなのあれ?動けねーよ!ムリだよな!」

「ですよね?!1人でシしてる見せてとか!」

「え、それはないわ…」


そこからはふたり、少しえげつない大人の話の花を咲かせていた。




*




「なぁ、今あいつら2人で飲んでるらしいぜ」

「ヒョン、押しかけちゃう〜?っていうか何処情報?」

「あ?あいつらいる店の店長オレのダチだもん」

「プライバシーもなにもないね!でも、いいや!ヒョン行こう〜」

「なんかオレらの話に花咲かせてるみたいだからな。ククク…」













「ぎゃぁ!!え?なに、ドッキリ?!」

「た、助け…もごっ」

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