いんぴに本文3
□48.忘れる
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【48.忘れる】
「あれ?ソンギュヒョンどうしたの?」
オレがグッタリして腰をさすっている理由をドンウに聞かれて、ため息が出る。
「え?なんでため息???」
ジッとドンウを見つめて、昨日の夜の事を思い出す。
久しぶりに友だちと飲みに行っていたドンウが帰ってきたのは、わかった。
でもそれよりも眠くて、ただいまぁ!と抱き着かれたけど返事は出来なかった。
抱き着いたそのまま寝に入ったんだろうと、オレも深い眠りに片足突っ込んだ時、
なにやら身体を這い回る手に意識は急上昇した。
「んっ、…ドンウ?…なに、」
「シよ」
そう言って這い回っていた手にスルスルと服を脱がされて、いつの間にかオレの中にドンウが入っていた。
「んあっ、やっ、」
気遣いなんてないガンガン突いてくるドンウに恐怖どころか、感じまくっている自分にイヤになりながらも快感に溺れた。
*
「ねぇ、腰どうしたの?また寝すぎたの?」
ユサユサ揺さぶってくるドンウからは、昨日の男!とかケモノ!って感じは微塵の欠片もない…
「覚えてないの…」
「え?オレなんかした?!」
…説明するのも恥ずかしいから、腰を揉めとだけ言っておいた。
「ねぇ、ココにキスマークあるけど…誰が付けたの…」
「え…ちょ、…待て!ちょ、聞け…あっ、(お前以外に誰がいるんだよ!!)」