いんぴに本文3
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ヒチョルヒョンの後を追って角を曲がれば、
ガコン!!という大きな音。
思わず声が漏れて、ヒチョルヒョンにも付いて来たのがバレた。
追ってきたんだからバレるのは、かまわないんだけど。
なんか、イライラしてる…
追っかけてきちゃ、マズかったかなぁ…
「そんな所で突っ立ってないで、こっち来いよ」
「あ、はい」
隣に座っても無言のまま。
どうしよう…気まずい…。
チラリとヒチョルヒョンを見れば、いつから見ていたのか目が合ったまま離せなくなった。
あの、さっきより距離が近いような…