いんぴに本文3
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シネをタクシーに乗せて、後ろで待っているソンギュを振り向けばいなかった。
「は?おい、ソンギュ?」
なんだよ。どこ行った??
電話をすれば近くの公園にいるみたい。
なんだよ、心配したじゃねーか!
公園に着けば、ベンチに座ってた。
「おい、勝手にいなくなんなよ。心配すんだろ」
「…スイマセン」
なんか、不貞腐れてる…?
口尖ってるし、…よくドンへにかまってやらなかったら、アイツこうゆう顔になるんだよなぁ。
「なんかあった?」
「ないです」
間髪入れずに言い切りやがった。
これぜってー不貞腐れてんだろ?!
「言わなきゃオレ、わかんねーだろ」