うぃなー

□59.惹かれる
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【59.惹かれる】

ばんたん(V×ジミン)




「どうしよう…」


同い年のテヒョンが他のヒョンたちとじゃれついてるとモヤモヤしてた。
友だちがとられたみたいに感じてるのかな?って最初は思ってたんだけどそうじゃなかった。


「ジミニヒョン?どうしたんですか?」

「あ、グク…」

「…泣きそうな顔しちゃって…」


話聞きますよ?って頭を撫でられれば、相手がマンネだって事忘れてテヒョンの事を相談してた。


「…ふぅん」

「ぐすっ、…ふぅんって…もっとなんかないのかよ」

「もっとって、…告っちゃえっとか言えばいいんですか?」

「告っちゃえって!バ、バカ!!」

「告んないんですか?」


そんな事、出来る訳ないじゃん…
告白なんてした途端、軽蔑の目が向けられるに決まってる…

って、あれ?


「グク、」

「なんですか?」

「お前、気持ち悪くないの?…オレ、男が好きだって言ってんのに…」


自分で言ってて少し悲しくなったけど、そういえばこいつ普通に話してたよな。


「オレも好きな人男だし」

「え!?え、マジで!?」


それは置いといてってされて、それについてのモヤモヤは解消されないけど今はオレの話だもんな。今度聞かせろよ!


「…ジミナ、なにしてんの」

「わぁ!テ、テヒョナ…」


グクとの間にテヒョナが割り込んできて、オレは仰け反った。腰がグキっていったぞ!


「お話してたんですよ。邪魔しないで下さいよ」


ニコニコ笑ってるけど、グクなんか怖いぞ。
オレもこんなままじゃテヒョンと話もまともに出来る気がしなくて、うんうんと頷けばテヒョンにキッ!と睨まれた…え、なに?


「ジミナ、後で話あるから…部屋に来てよね」

「え、ちょ、」


帰り際になぜかグクの肩を殴って出て行ったテヒョン。え、え、なに!?部屋に来いって!最近ちょっと避けてたのバレた?!


「グク〜、どうしよ…」

「…大丈夫だと思いますけど」

「どこが?!絶対『お前最近オレの事避けてんだろ。なんで?』って言われてバレちゃうんだぁ!!」

「大丈夫だと思うけど、」


オロオロしながらついて行ったジミニヒョン。本当可愛かった。















「ボクも好きなのになぁ…」

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