うぃなー
□74.飽きる
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「あれ、スンユニヒョンあのゲームは?」
「あぁ、飽きた」
「え…結構やりこんでたじゃん」
「飽きたの〜」
オレがかまってって言っても、
今忙しいからって携帯ゲームを離さなかったくせに。
今はホテルのベッドでPCゲームをしている。
この人、飽きっぽいのかな…
深く付き合うまでわかんなかったけど。
…オレもいつかあのゲームみたいに飽きられちゃうのかな…あぁ、最近ネガティブ思考で困るなぁ…
隣のベッドでそんな事を考えていると、
ふと影が出来た。
「…??」
上を見ればスンユニヒョンで、
目を瞑るヒマもなくキスされてベッドに押し付けられた。
「んっ、んんっ、」
「…なに考えてんの」
「はぁ、なに、」
「まーた変な事勝手に考えてたんだろ」
図星すぎてなにも言えなくて、せめてもの抵抗でプイッと横を向けば、
むき出しの首筋に噛みつかれた。
「ひゃぁっ、な、な、なっ!!」
「お前は死んでも飽きないよ。っていうか飽きさせねぇ」
ニヤリと笑ったヒョンがカッコいいと思ってしまう自分にくやしくて、はじめて自分からキスをした。
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