えくそ本文2

□ボクのコレクション
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スホヒョンの部屋を掃除中。

誤って机の上のペンを落としてしまった。

コロコロ転がるペンは、ベッドの下に入っていってしまった。


「ん、っしょ…あ、あった!…ってこの箱なに?」


ベッドの下にすっぽり入る大きさの箱があった。
ペンを机に戻して、箱を見やる。


…ダメだろうけど、なんか気になる…。

スホヒョン丁度いないし、…ええい!開けちゃえ!!


カパっと開けられた箱の中には、


「ボクの写真…?」


な、なんだよ…こんな風に隠さなくてもいいのに…////

分厚いフォトブックが何冊もあって、満面の笑みを湛えてるボクに、どこで撮ったのか空を見上げてるボク、寝ているボク…色んなボクの写真。


「スホヒョン…////」


愛情を注ぎすぎられてるとは思ってたけど、こんな風に隠してる愛まであったなんて…。

恥ずかしいけど、嬉しくてスホヒョンが帰って来る前に元の場所に戻そうと箱の中を見ると、まだ中に箱があった。


「ん?」


開けてびっくり。

失くしたと思っていたボクの下着!

え、…クタクタになったから捨てたハズのTシャツ。

…なんか、使用済みストローってジップロックに書いてあるんだけど…。


「ジョンイナ?なにしてんの?」

「ス、スホヒョン!!」


慌てすぎて持っていたフォトブックがバサバサと落ちていった。


「箱…開けたの?」

「え、あ、…スイマセン…って違います!!これなんですか?!」

「え?…ジョンイナコレクション」


なにそれ!!!

っていうか、なに落ち着いちゃってんの?!
なんでボクのほうが慌ててんのさ!


「こ、これとか!ボクのものだし!!」

「…だって捨ててたじゃん。欲しかったんだもん…」

「か、可愛くいってもダメです!捨てますからね!!」


イヤイヤ縋るスホヒョンを吹っ切って、ゴミ箱に突っ込んだ。すかさず口を縛るのは忘れてない。


「ジョンイナの意地悪…」

「はぁ?!ボ、ボク怒ってるんですよ?!」


あんな使用済みのストローだとか、なんかクシャクシャのティッシュだとか…ス、ストーカーみたいじゃん!!

ボクら付き合ってるのになんでそんな事すんの?!ってそこから数時間スホヒョンに説教。

足りないようなら、隣に住んでるシウミニヒョンを呼んでやる!!


「聞いてるんですか?!」

「はい…」













************



「…はぁ、良かったぁコッチはバレなかったか」


クローゼットから出したのは人が入れるくらいの箱。

こっちにあるのは、ボクの秘蔵のジョンイナ写真集に{乱れ}{イきっぱなし}{総集編}とラベルが貼られたDVDが何枚も。

これが捨てられたらボク死んじゃうかも…。

もっと安全な所に隠さないとなぁ…


「スホヒョン〜ご飯出来ましたよ〜」

「はぁい。今行くよ〜」


ふふ、可愛いジョンイナ。

もっとコレクションを増やさせてね。




@heekyu

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