えくそ本文2
□18.触れる
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【18.触れる】
ヤバい…オレ、変態みたいじゃんか…
目の前にいるジョンイナに触りたくて、触りたくてたまらない。
パーマかけたみたいなフワフワの頭も。
くしゃくしゃに笑った顔にも。
汗で湿った身体にも。
触りたくて、触りたくてたまらない。
「ヒョン?ベッキョニヒョン?」
突然ジョンイナの顔が目の前にあって、仰け反る。
「ど、どうした?」
「えへへ〜、これ一緒に食べません?」
差し入れられたお菓子を嬉しそうに開けて、口にポイポイと入れていく。
…かわいいなぁ
って、マジでオレどうしたの?!
「ヒョン?食べません?ダイエット中?」
口元に持ってこられたチョコレート。
正直食べる気にはならないけど、ジョンイナが食べさせてくれるなら…
「はい、あ〜ん」
「あ、あ〜…」
微かに触れたジョンイナの指に、下半身が脈打つのがわかって、マジで変態だと確信した。
「ヒョン?具合悪いんですか?!」
「ちょ、ちょっと黙ってて…」