えくそ本文2
□すれ違い *
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今年のジョンイナへのバレンタインは、
手編みのセーターにした。
この間実家に帰った時に母さんが編んで渡してくれた手編みのセーターに感動して、オレも教えて貰ってジョンイナにプレゼントする事にした。
今日も隠れて自室で編み編み。
あぁ、ジョンイナとは別部屋でよかった。
いつもなら、いちゃいちゃする所がないから部屋が違うと不便だと思っていたけど。
「ギョンスヒョ〜ン。ご飯出来ま、」
「わぁ!!!ノ、ノックしてよ!!」
「え?…ご、ごめんなさい…」
ノックなしに入って来たのは、可愛い恋人ジョンイナで。
いつもなら大歓迎の事も見つかっては意味もないので、すぐに行くからと背中を押して部屋の外へ出した。
「ギョンスおそーい!」
「先に食べてたからね」
「ごめん。いただきます」
「あれ?ジョンイナもういいの?」
「うん…」
皿に盛られているおかずは、まだまだ残っているのに。いつもはセフンと一緒にお腹いっぱいになるまで、やめなさいって言われても食べてる子なのに。
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