えくそ本文2

□ホワイトデーのキセキ
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「はい」


シウちゃんと部屋でまったり中。
突然立ち上がったシウちゃんに、トイレかなぁ?って気にもしていなかったら、グイって箱を渡された。


「へ?なぁに?」

「あげる」


プレゼント〜?!ってわくわく箱を見る。
あ!もしかしてホワイトデーのお返し?!


「開けてもいい?!」

「いいよ」


シウちゃんは照れてるのか、明後日の方向を向いてる。くふふ〜照れなくてもいいのに〜


「なにかな、なにかな…え…え?」


箱に入っていたのは、ボクが着るには明らかに小さい服。え、いじめ???
よくよくその小さい服を見る。
小さいっていうか、小さい子…赤ちゃんが着るような…赤ちゃんの服…ベイビー…ベイビー…


「え?!で、出来たの?!!!」

「……」


顔を真っ赤にさせて、コクリと頷いた。


「うわぁぁぁ…」

「…嬉しくないの?」

「嬉しいに決まってんじゃん!!」


シウちゃんにぎゅー!!っと抱き着いて、あ!赤ちゃんがいるんだったって慌てて離れて、優しく抱き締めた。


「うわぁー…ボクめちゃくちゃ嬉しい…」

「……なぁ…ルハン…」

「男の子かなぁ、女の子かなぁ?双子もいいねぇ」

「あの、…ルハン…」


男の子だったらボク似でカッコいいでしょう?
女の子だったらシウちゃん似でカワイイでしょう???もぉー最強じゃん!!


「あの、ルハン…あのさ、」

「あ、安静にしなきゃね!座っててー!」

「……」


はぁ!今日から大変だなぁ!でも楽しみ!!









************




「ふんふん♪名前は何にしようかなぁ〜」

「…え、ルハンまだ信じてるの〜?」

「うん…どうしようレイ…まさか信じるなんて…」

「めちゃくちゃ楽しそうにしてるねぇ…」

「普通すぐ気付くじゃん?!」

「シウミニは赤ちゃん産めそうだからねぇ」

「産めねぇよ!!男だよオレは!!!」

「ねぇねぇ、シウちゃんこの名前字画的にいいんだって〜どう?」

「ああああああああ!!!!!!!」

「え!?シウちゃん?!マタニティーブルー?!!」

「ちがうわぁぁぁ!!!」

「シウちゃん胎教に悪いから叫んじゃダメだよぉ!」

「きぃぃぃぃぃ!!」









ホワイトデーにウソを付いちゃいけませんね。

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