えくそ本文3

□B
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スホさん家のジョンインくんB



「あ、ジョンイナぁ〜」

「テミナ!おはよう!」

「おはよ!ねぇねぇ、聞いた?」

「なにが?」

「転校生来るんだって!」

「転校生…ってなに?」

「知らないの?うんとね、違う学校からボクらの学校に通うって事?だったかな?」

「なんだテミナも分かんないんじゃん」

「なんだよぉー!」

「あ!先生来た!」

『はぁーい、みなさんおはようございます』

「「おはようございまーす!」」

『今日は、新しいお友だちを紹介しますね』


「お友だち?」ってみんな、きゃぁきゃぁ言ってる。その転校生ってどんな子が来るんだろう。


『じゃぁふたりとも入って〜』


入って来たのは、男の子ふたり。
仲良く手を繋いでる。仲良しさんなんだなぁ。


『タオくんとセフンくんです。みんな仲良くしてねー』

「「はぁーい」」


それから先生がふたりが兄弟で双子っていうのだって事を説明してくれたけど、よくわかんなかったから帰ったらスホヒョンに聞こう。


『じゃぁタオくんはジョンインくんの隣ね。セフンくんはその後ろのテミンくんの隣。ジョンインくん、テミンくんわからない事があったら教えてあげてね』

「「はぁい」」


教えるってなにをすればいいのかな?
とりあえず隣に座ったタオくんにニッコリ笑って、「よろしくね!」挨拶したんだけど…
真っ赤になっちゃった…風邪かなぁ?

タオくんもセフンくんもあんまりしゃべらない子みたいで、休み時間になってみんなから話しかけられてもふたりでどっか行っちゃう。


「テミン〜セフンくんとしゃべった?」

「全然!うなずくだけでしゃべってくれないの!」

「そういえば先生外国から来たって言ってた」

「韓国語わかんないのかな!?」

「そうかも!」


中休みの今もふたりはどっか行っちゃった。
次は音楽室に移動なのに!テミンとふたりで探しに行く事にした。


「〜〜!!」

「あ!ジョンイナ!あれ!!」


ふたりは大きなお兄さんたちに囲まれてた!ケンカ?!


「な、なにしてるの!」

『ん?友だち?こいつらぶつかって来たのに謝んないんだよ』

『怪我してないか聞いてんのに返事しないし』

「あ、あのね!転校生なの!韓国語わかんないの!」

『え、そうなの?ごめんなぁ。』

「タオくん、セフンくんケガしてない?痛くない?」


お兄さんたちはふたりの頭を撫でて痛かったら保健室に行くように言って、帰って行った。
ふたりを見れば手をギューって握り合ってる。
怖かったんだろうなぁ…


「えーっと、なんだっけ…英語で…アウチ?どっかアウチ??」


この前映画で見たんだ。ケガした所を触りながら「アウチ!」って叫んでた。
口を開けてポカンとしていると思ったら、突然ふたりは笑いだして抱き着いて来た。


「え?え??なに???」

「あはは!アウチって!!」

「え?英語で痛いってアウチじゃないの?」

「アウチじゃないよぉー」

「っていうか、ふたりとも韓国語しゃべれてるんじゃん」

「あー!本当だぁ!!」


テミナがなんでしゃべんなかったの?
ってふたりに聞いたら、みんなに囲まれて怖かったんだって。そうだよね。知らない人たちに囲まれたら怖いよね。
かわりにごめんねって謝ったら、「ボクらもしゃべらなくてゴメンね」ってさっきは助けてくれてありがとうってまた抱き着いてきた。


「んふふ、ねぇジョンインって呼んでもいい?」

「じゃぁ、ボクもタオって呼ぶ!セフンもいい?」

「いいよ!ジョンイナ、テミナ仲良くしてね!」

「あ!チャイム鳴っちゃった!次音楽室なんだった!」

「わぁ!タオ!セフナ!急ごう!!」










スホヒョン、ギョンスヒョン今日新しいお友だちが出来たよ!!



2014.05.12

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