えくそ本文3
□あれです。恋煩いです!
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最近チャニョルがおかしい。
あれほどジョンイナ、ジョンイナ言ってたのに、よそよそしいのだ。
それに気づいているのは、オレだけじゃなくて他のメンバー全員。ジョンイナだって「オレなにかしたのかな…?」ってギョンスに泣きついてた。
ここは、リーダーとして出る時だよね!!
「チャニョル。ちょっと話があるんだけど」
「スホヒョン?うん、いいけど」
チャニョルを自室に呼んで、さっきギョンスに淹れて貰った甘めのラテを差し出した。
「んー美味しい。」
「ギョンスお手製だからね。」
少し結構どうでもいい話をしてから、本題に入った。
「あのさ、…ジョンイナと何かあった?」
「え?」
「最近ふたり話してないなーと思って」
あー、って頭を掻いて言おうかどうしようか迷ってる感じ。そんなに言いづらい事なの?
「えーっと、別にケンカしてるわけじゃないんだよ」
「うん。」
「んっとねー…ジョンイナがキライってわけでもなくて」
「うん。」
「なんていうか…話しづらいっていうか…」
ケンカでもなくて、キライでもないの?
なに思春期??理解できない。って顔がチャニョルにも伝わったんだろう。あー!!もう!と大きな声を出されて思わず肩が跳ねて恥ずかしい。
「スホヒョンだから言うけどさ!」
「う、うん」
「あれだよ!恋煩い!!」
「…は?」
顔を少し赤くしたチャニョルの発言にポカンとしちゃった。いけない、いけない。
「え…え?…え??」
「えへへ…オレ、ジョンイナの事が好きでさ…好きってわかったら、どう接したらいいか分かんなくなっちゃって」
「へー…え?好きって、好き?」
「うん。愛してる」
そ、そうなんだー。
それからチャニョルのジョンイナ愛を語られて、朝日を見た。
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「はぁー眠い…」
「あの、スホヒョン…」
「おぉジョンイナ、おはよう」
「あの…相談があるんですけど…」
「うん。いいよ。あ、外出る?」
「うん…あ、チャニョルヒョン…」
「あ…お、はよ」
「おはよう…ございます…」
「(はぁ…ここはヒョンとしてひと肌脱ぎますか)」
〜カフェにて〜
「ぶはぁぁぁ!!…え?なんだって?」
「だ、だから…オレ、チャニョルヒョンが…好きなのかな…って」
「あ、えーっとなんで?」
「ヒョンの事考えると胸がギューってなるの…ギョンスヒョンに聞いたら好きなんじゃない?って」
「えー、あーそっかー…」
「でもオレ、チャニョルヒョンに嫌われてるみたいだし…ぐすっ」
「あーそれは大丈夫だと思うけど(なんだよ両想いかい!)」
「ぐすっ…スホヒョン?」
「うん。ちょっと待って電話」
「うん…ぐすっ」
数分後
「はぁはぁ…ジョンイナがケガしたって?!」
「え?」
「え、あれ?…ケガは?」
「え??」
「え??」
「じゃぁオレは行くから、後はふたりで話してーここの会計は持つから」
「「え?スホヒョン??」」
「じゃぁねー」
アホらし。両想いなんて。
さっさとくっついて、いつもみたいに宿舎を明るくさせてよ。
お題提供元:「確かに恋だった」さま