えくそ5
□萌えない?*
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ギシギシとベッドが軋む音と、
クチュクチュと卑猥な音がする部屋で、ふと思った。
「ヒョン、気持ちイイ?」
「は?…ぁっ、あっ、」
「ね、気持ちイイですか?ヒョン」
「なに、いってんだお前っ」
動かしていた腰を止めて、肘を折ってジョンイナの身体を抱き締めながら「ヒョンって呼ばれるの好きじゃない?」って言えば、はぁ?って可愛くない顔をされた。
「なにがヒョンだよ…最初こそ言ってたクセに付き合ったら呼び捨てじゃねーか」
「ににヒョン気持ちイイですか?」
「…っ、やめろって」
「あ、締めたぁ〜やっぱり萌えてるんでしょ」
「っ!…お、お前もデカくしてんじゃねーよ!」
それからも「ヒョン、ヒョン」と呼べばキュッと締めるのが気持ち良くて何回も呼んだ。
「……」
「怒ってるの?」
「……」
「ジョンイナもノッってたじゃん」
「ノッてないわ!」
「いつもより、あんあん言ってたもん」
「…バカ!あほ!////」
クッションでボカボカに殴られて痛かったけど、「ヒョン」って呼ぶたびにピクリと身体を震わせて顔を真っ赤にさせるのが楽しかったから、また今度シようと思う。
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