こばなし(その他)

□デートしましょう!
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「ヒョン!起きて下さい!」


ユサユサ、テグニヒョンの布団から出ている肩を揺さぶるけど起きる気配はない。

テグニヒョンの寝起きってすっごい睨んで来るから怖いんだけど、寝ぼけてるだけだってわかってるから、最近は、はいはい。って流せるようになってきた。


「ヒョン!おーきーてー!」

「む〜…ホンビナ…うるさぃ…」


頭まで布団を被っちゃったテグニヒョンを、
布団ごと抱き締めて横に寝転がる。


「ヒョ〜ン、ねぇいい天気ですよぉ〜」

「…」

「デートしましょぉよぉ〜」


最近気付いた事。
テグニヒョンは、『デート』という言葉に弱い。今だって、デート?って言いながら布団から顔を出している。


「そ!まずは、スタバでお茶して、買い物してご飯食べて、」

「スタバ…」

「あ、別にテグニヒョンが行きたい所でいいですよ?」

「…最近、駅前にカフェ出来てた…」

「じゃぁ、そこ行きましょう〜」


チュ、と目尻にキスすれば、ふにゃぁって笑うテグニヒョンが可愛くて、「ヒョ〜〜ン!」って抱き締めれば、離れろ。と蹴られた。


「イタタ…もう、ヒョン行けなくなったらどうするんですか」


着替えていたテグニヒョンが、ハッ!と心配そうにボクの元に戻ってきて、「ゴメン…」って蹴られた脇腹を撫でてきた。

テグニヒョンのこうゆう素直な所が大好き!

大丈夫ですよって笑えば、もう1度「ゴメンね」って頬っぺたにキスして顔を洗いに部屋を出て行った後ろ姿からでも見えた。

テグニヒョンの耳が真っ赤だった事を!!


「ふふふ〜ヒョン可愛い〜!!」


今日は、たくさん甘やかしてあげよぉ〜!!





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