こばなし(その他)
□わざとですから…
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「レオヒョン、しりとりしません?」
「やだ…しない」
ペラっと本を捲って、ホンビンを軽くあしらう。
「勝ったらス〇バで好きなの奢ってあげますよ」
「…いっぱい?」
ニコニコ笑うホンビンに変な感じはしたけど、生まれてから何回もしりとりしたけど、負けた事ないし。
「あ、でも5回負けたら罰ゲームですからね」
「ふん…負けないし…」
「じゃぁ、ヒョンからどうぞ」
「…りんご」
「ご、ごりら」
「らっぱ」
「パール」
「る?…ル、ルビー」
「い、でいいですか?イスラエル」
またル?!ホンビンは、後5秒ですよ〜ってニコニコ笑ってるし…
「はい。レオヒョン、ぶ〜!!」
「……」
この後4回ずっと、「ル」攻めで、呆気なくたかがしりとりで負けてしまった。
「ホンビナずるい…」
「なにがですか?たかがしりとりで(わざとだけどw)」
むぅと頬を膨らませると約束覚えてます?ってツンツン突いてくる。
そういえば、罰ゲームの内容聞いてなかった。
「ス〇バ?」
お金かかりませんよって言って、グイッと腰を両手で押さえられて教えられた罰ゲームにオレは、固まるしかなかった。
「ほら、ヒョン早くして下さいよ」
ニコニコ笑うホンビンが憎らしい。
罰ゲームは、オレからのキスだった。
ヤダって言っても、約束したのに…って見つめられると何も言えなくなって、ため息つきながらホンビンの肩に手を置いて早5分。
「ホンビナ…目、瞑って…」
またですか〜?って聞こえるけど、無視。
中々踏ん切りがつかなくてホンビンの目を瞑らせるのは、これで3回目。
少し身体を寄せて、意を決してチュっとキスして離れた。
「んっ、…ヒョン、後4回ですよ?」
「は?!き、聞いてない!」
「負け1回にキス1回ですよ」
ほら、ほら、と鼻がくっつく位に顔を寄せてくるホンビナ…今日なんか意地悪じゃないか?
いつもは、オレのイヤがる事しないのに…むぅ
「…しなきゃ、」
「ダメです。ほら、早く」
してくれないなら、更にヒョンがイヤそうな罰ゲームですけどいいですか?って言われれば、仕方なく後4回キスした。
「んっ、…ちょ、ホンビナ、っ」
「なんですか?」
「な、なんでも…(舌入れるなんて…////」
「ほら、ヒョン後3回ですよ(ニッコリ」