こばなし(その他)
□寮長の部屋のひみつ2 *
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「テグンヒョン?どうしたんですか?」
サッカー部のユニフォーム姿で前を歩いていたテグンヒョンを見つけて、声をかけて気付いた。なんか腰庇ってる?
「…ケン、…なにが?」
腰に手を当てながらコチラを向いたテグンヒョン。相変わらずキレイな顔しててやっぱり好きだなぁって思う!
ニコニコしてるオレに首を傾げて、目をパチクリしているヒョンは今度は可愛い!
「ケン?」
「あぁ、ごめん!なんか腰庇ってるみたいだから、どうしたんですか?」
「??………っ!////」
最初はわかんないって感じだったテグンヒョンは、すぐに真っ赤になって固まっちゃった…どうしたんだろ?
「ヒョン?」
真っ赤になったほっぺたにもう少しで触れそうになった瞬間。後ろからの声にピタリと止まった。
「ケン、何してるの?あ、テグンもいたんだねー」
「ハ、ハギョンヒョン、」
ニコニコしながら近付いて来るハギョニヒョンは、夕焼けをバックにしてて…なんか怖い…
「なんかテグンヒョン腰痛いみたいで、心配してたんですよ」
「え!腰痛いの?!テグナ大丈夫?」
「……」
心配そうに顔を覗き込むハギョニヒョン、を睨むテグンヒョン…??
「まだ部活あるの?送ろうか?」
「いい…」
肩に回された手を払いながら部活に戻るのだろう、廊下を歩き出したテグンヒョン。やっぱり腰庇ってる…
「ふふ、」
「ハギョニヒョン、テグンヒョン大丈夫ですかね?」
「大丈夫でしょ、いつもの事だし」
いつもの事?テグンヒョン腰痛持ちだったのかな?
「って、言う事があってねぇ」
あれ?なんでホンビンとウォンシク固まっちゃったんだろ??
「ケンヒョン…知らない人だったんだ」
「は?何が???」
はぁ、とため息をつく2人。
何なのさ?!
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