こばなし(その他)

□話を聞けっ! *
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部屋に戻った途端にハギョンに押し倒されて、有無をもいわせずに…っていうか、口にはタオルを突っ込まれて、手首は縛られて目隠しまでされてほぼ犯されるような感じで抱かれた。





「…コホっ、」


目を覚ませば、もう目隠しも手首に巻かれていたタオルもなかった。
身体もキレイに拭かれて、Tシャツにスウェットが着せられていた。

パタン、と入ってきたハギョンに目を向ければ不機嫌な顔ながらもベッドに上がって頭を撫でてきた。

…不機嫌になりたいのは、こっちの方なんだけど…。


「テギョンが浮気するなんて…」

「は?」


無理やり抱かれている間、一言も話さないハギョンに怒っているんだろうとは感じたけど、如何せん話せないから「なんで?」とか何も出来ずに只々快感に溺れた。

…でも、浮気ってなんだ?


「浮気…?」

「女の子と歩いてたじゃん。楽しそうにくっついちゃって…」

「女の子…?」

「可愛いボブの女の子!!ちゃんと見てたからね!写メまで撮っちゃって!!!」


ボブ…?写メ…、写メ………ボブ…!


「…それってイルン?」

「は?」


カッコいい顔をこれでもか!って歪めてる。
ファンもがっかりしちゃうから止めたほうがいいって、何度もホンビンに怒られてるのに…。


「イルン。女装したイルンだよ」

「…ちょっと確認するから…待って」


携帯を取ってポチポチとメールを打っている。

ほどなくして返ってきたメールを見れば、「ごめんね!!」と抱き着いてきた。


「テギョニが浮気するハズないもんね!」

「…うん、まぁ…ちょっと、腕痛いんだけど…」


それからごめんね!って甲斐甲斐しく介抱してくれるのは、いいんだけど目が妖しく光っているのはなんでだ?















イルン「あ、ハギョンヒョンからメールだ…うん、女装で写メ撮ったよ〜…あ、返信早っ…ひぃ!」

ソンジェ「イルンヒョン?どうしたの?」

イルン「きょ、脅迫メール…」







『殺すぞ』







イルン「え、ちょ待ってなんで?なんでオレ殺されそうなの?!」

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