こばなし(その他)

□引っ越し
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「ホンビナ、これは?」


汚れちゃうからって渡した薄ピンクのエプロンを素直に着ちゃう所とか、


「ビナ、これ何処に置くの?」


普段口数の少ないヒョンが、何処に置けばいいのかわからなくて首傾げながら聞いてくるのもカワイイし、


「ビナ…重い…助けて…早く…っ!」


落としちゃう!って腕プルプルしながら涙目なのも、めちゃくちゃカワイイ!!









「…疲れた…」


片付けはまだ半分残っているけど、お昼って事で一時休憩。


「テグンヒョンのお陰で思ったより早く片付きそうです。ありがとうございます」


テーブルにぐったり倒れてるテグンヒョンに、買ってきたジュースを差し出せばすぐに飲み干した…と思ったら、突然真っ赤になった顔。どうしたのかな??


「ヒョン?どうしたんですか?」


頬に触れようとすれば、更に耳まで真っ赤にして「ご飯作る!!」と台所に行ってしまった。…本当どうしたんだろ?具合悪い感じじゃないから、心配しなくてもいいんだろうけど…。


「ねぇ、ヒョンどうしたんですか?」


気になって台所でトントン、とネギを切っているヒョンを後ろから抱き締めれば包丁がカラン!と大きな音を立てて床に落ちた。


「わ、わぁ!!ヒョン!大丈夫ですか?ケガしてないですか?!!」

「だ、だいじょうぶ…////」


包丁を拾い上げて、コンロの火を消してテグンヒョンの手を握った。


「ヒョン、ごめんなさい。ビックリしましたよね?」

「…や、うん…そうだけど…違くて…////」


モジモジしてるヒョンの顔を覗き込めば、恥ずかしそうに話し出した。


「その…、なんか、新婚さんみたいだなーって…」

「……」


プシューーーーっと音が出そうな位真っ赤になっているテグンヒョン。なにそれ、可愛すぎる!!!


「ご、ごめん////」

「なんで謝るんです?嬉しいですよ。そんな事思ってたなんて」


真っ赤な頬っぺたにチュ、とキスすればウルウルな目で見上げてくるから、残念だけどお昼ご飯は後回しで今は可愛いテグンヒョンを頂く事にします。

いただきます。














「ねぇ、ヒョンもう一緒に暮らしちゃいます?」

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