いんぴに本文
□僕の為に恥ずかしがる、アナタ。
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ボクは只今待機中。
何を待っているかというと、つい先ほど
リビングでヒョンたちとテレビを見ていたら
ソンギュヒョンが話があるから部屋で待ってろ。っていうから部屋に戻って待ってるんだけど…
「ヒョン遅いなぁ〜…」
リビングで声をかけられてから10分くらいは
たっているはず。
どうしたんだろ…
ちょっと心配になってきたな
探しに行こうとベッドから立ち上がると
カチャリと控えめな感じでドアが開くと
ソンギュヒョンが顔を出した
「ソンギュヒョン!あんまり来ないから心配しましたよ…入んないんですか?」
「う、うん…」
ドアから顔を出したままで
入って来ないソンギュヒョンに違和感を覚えたけど、待ってみる。
「め、目瞑ってて…」
「ふふっ、何するんですか?」
目を瞑って待っていると、ソンギュヒョンが部屋に入ったのがわかる。ガチャとしっかり鍵をかけたヒョンにちょっと期待しちゃうなぁ…
「目開けてもいいぞ」
「なんなんです、か…」
目を開ければそこには、女豹に変身した
ソンギュヒョンがいて、ただボーっと見つめてしまった
「なんだよ、もっと反応しろよ…」
もじもじワンピースの裾を延ばしてるのは、
反則だと思いますっ!
豹柄の半袖ワンピースに豹耳カチューシャ
豹柄好きなソンギュヒョンにめちゃめちゃ似合ってる…けど、なんで?
「か、可愛いです!」
ミョンスヒョンじゃないけど、
写真撮りたい…撮らせてくれるかな?
「ヒョン、本当に可愛いです!…写真撮りたいんですけど」
「あぅ、…」
あぁもう!可愛すぎる!!
あれ、でもなんでこんなご褒美?
「ヒョン、可愛いけどどうしたんです?ボクにご褒美なんですか?」
「なんのご褒美なんだよっ!…ホヤが…」
ボクに横抱きされて、恥ずかしいのか下を向きながらボソボソ話すヒョン
「ホヤが、最近ヒョンたち倦怠期なんじゃない?って…たまにはスパイスが必要だよ☆って…いうから、ソンヨラに頼んで服貸してもらった」
「倦怠期って…ヒョンはそう思ってたんですか?」
確かに最近は、付き合いたての時のようなガツガツしたセックスはしなくなったけど、
あれは、ボクの若気の至りであって今じゃぁ
あんな事してたの恥ずかしいくらい
「ソンジョン、…飽きちゃうんじゃないって、…思ったら…」
うぅ、って呻きながらボクの首に縋り付くヒョンにときめいてしまった
ソンギュヒョン恥ずかしがり屋さんだから
言葉攻めとかすると顔真っ赤にして
言ってくれたりする時に下半身にくるけど、
今思えばときめきは、ヒョンと付き合う前はあったけど最近はなかったな…
「ソンギュヒョンに飽きるとか…そんな事は、
絶対にないですよ。ボクにはソンギュヒョンだけですから」
「う、ん…」
顎に手をかけて俯いてる顔を上げさせると
羞恥で涙目になってるヒョンにドキドキしちゃう
「せっかく着てくれたんですから、もっとちゃんと見せて下さいよ」
「うぅ〜…もう恥ずかしいから、脱いじゃダメ?」
脱いじゃダメ?って誘ってるんですか?
もう、素でそういう事いうのボクの身体(主に下半身)に悪いからやめて欲しいなぁ…
嬉しいけど…
「脱ぐのは後でね、…今は可愛いヒョンを堪能させて?」
チュっとキスをして、ボクの為に準備してくれたソンギュヒョンを楽しむ事にする
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