いんぴに本文

□眠るアナタに秘密のキスを
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んあぁ〜…いま何時?

なんだよ1時かよぉ〜…喉乾いた…

ベッドから降りてペタペタとフローリングを歩いて、キッチンでミネラルウォーターを飲む。


「はぁ…」


今日は、みんな大人しく寝てんだな

いつもならこの時間でも誰かTVとかDVDを観てたり、パソコンいじってるのに
リビングはシーンとしていたけど、


スースー…


よくよく耳をすませば寝息が聞こえてきた

???

誰だ?リビングに誰かいたのか?
さっき横切った時気づかなかったけど、
ソファーで誰か寝てんのか?

寝てんなら可哀そうだけど部屋で寝るように言わなきゃな。風邪引いたら大変だし


「おい、ちゃんと部屋で…」


ソファーで寝ていたのは、ソンヨルで。

オレはそんなソンヨルに片想い中で…

起こさなきゃダメなんだけど、身体が勝手にソファーの下に座り込んで寝てるソンヨルを見つめてしまう。


「ソンヨラ…?」


問いかけても全然起きない…まぁ、小声で言ってるんだけど…




……

はっ!!ジーっとカッコいい横顔に魅いってしまった!

頭をブンブンと振って邪な考えを消そうとするけど、中々消えてくれない

寝てるのをイイ事に、キスしたいなんて、


目が醒めたらどうするんだ!


…うー…でも、したい〜…変態かとオレは…ちょっとショックを受けたけど、

チラッと、ソンヨラを見れば全然起きる気配はない


ツンツンと頬っぺたをつついてみる。

反応なし


脇腹をツンツンとつついてみる。

反応なし


いけるか?いけるかな??


もし起きちゃっても、気のせいだって言えば
ソンヨルなら納得しそうだし。


どきどき…


そっと、そぉっとソンヨルの顔の横に手をつく


どきどき…


ゆっくり近づいて、触れるだけのキスをした


「っ!!」


…し、しちゃった!!!!

ぎゃー!どうしよう!どうしよう!!

顔が熱い!


ひとりでバタバタ騒いでると、後ろでゴソゴソとソンヨルが起きた


「んー…?ソン、ギュ…ヒョン?」

「ソ、ソ、ソンヨラ!お、起きたか?」


落ち着けオレ!冷静に!冷静に!!


「ほら、部屋で寝ろよ。風邪引くだろ?」


はぁ〜なんとか、どもらずに言えた


「ん、…ヒョン起こして、下さい…」


可愛らしく手を伸ばしてくるソンヨルを拒むのもおかしいと思って恥ずかしいけど、抱き起したら、


ありがとって、ほっぺにポポされた…


「な、な、っ!」

「ふわぁ〜…ヒョンおやすみなさ〜い」

「お、おや…す、み…」


ポポなんて今更だけど、やっぱり好きな人からだと思いは特別で…


くそっ…寝れねぇ!!




*******



はぁ〜…まさかソンギュヒョンがキスしてくるなんて、思わなかったなぁ〜


なんかめっちゃ喜んでたけど
ボクの事、好きなのかな?


そういえば、男のソンギュヒョンにされたのにボク全然気持ち悪くなかったなぁ

抱っこしてくれたソンギュヒョンがなんか可愛くみえたし…

つい、ポポしちゃったし…





…あれ、?










お題提供元:確かに恋だったさま
 

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