てんたぷ本文

□忘れさせて
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雷は嫌いだ。

別にあんなに大きな音を出して主張しなくてもいいと思う。

しかも、ピカッと光って今から鳴るぞ!
って脅しもかけてくる。



嫌いだ。


雨は好きなのに…。











「あれ、ヒョンどうしたの?」


「なにが?」


「しかめっ面…」



窓の外が光り、どーん!!っと音が鳴ると
身体がビクつく。…それをチョンジに見られてしまった。



「ヒョン、…雷、怖いの…?」


「別に…怖くなんか、」



また会話の最中に、雷が光りどーん!!!と鳴る。…どんどん近づいてきてるんじゃ…




「肩、ビクってなってたけど?」




笑いながら肩を抱いてくるチョンジを押し返したけど、余計がっしり抱かれて身動きが出来ない。




「なに…苦しいんだけど」


「こうしてれば怖くない?」


「…だから、怖くなんか…っ!」




今日一番の大きな音…チョンジは、どっかに落ちたかな?とか言ってるけど、オレの心臓はそれどころじゃない。

おもわず、チョンジにキュッとしがみつけば、
顎をすくわれて、キスされた。




「ちょっと…今、そうゆう事する気ないから…」


「んふっ、ナニ想像したの?」




抵抗する手は捕まえられて、ヒョンのエッチって言いながら、キスは止まなくて。
チョンジの腕に抱かれてたのに、いつの間にか押し倒されてた。





「雷なんて気にならない事、しようっか」


「…ばか」





今も雷は、すごい音でなってビクついてしまってるけど、これで気にならなくてすむかも、と思ったらチョンジの首に腕をかけてた。







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