てんたぷ本文
□35.求める
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【35.求める】
「なぁ、チャンジョ…」
「なぁに?ヒョ、ン…」
久しぶりにニエリヒョンに声をかけられて、嬉しくて振り向けばそこにいたのは、顔を赤らめてモジモジしているニエリヒョン。
え、なに、…これは!!!!
求められてる?!!
ソファーの横に腰掛けたニエリヒョンは、
オレの袖口をちょこんと摘んでまたモジモジしてる…
これって、そうでしょ?!!ねぇ!!
「ニ、ニエリヒョン…」
ゴクリと鳴る自分の喉の音が聞こえてしまっていないかドキドキする。
「チャンジョ、あの…」
「うん…」
うわー!ニエリヒョンめちゃくちゃ可愛い!
どうしよう!ここでヤったらヒョンたちに怒られるよね?!!
うわー!うわー!!どんどんニエリヒョンが近付いてくる!これって、キスの予感?!!!
プチュ、っとくっついたオレとヒョンの唇。
そっからは、ここがリビングのソファーだって事も忘れてヒョンをじっくり堪能させて頂いた。
「チャンジョ〜?お〜い?」
「ニエリヒョン、チャンジョ起きました?」
「全然起きない。なんか幸せそうに寝てるし」
「ほんとだ…うわっ、ニヤニヤしだした…」
「なんか起こすの可哀想だから、オレらだけで飯食べに行こうか」
「そうですねー」
「うふふ、ニエリヒョン〜ふふふっ、」
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