パティシエールの休憩室

□オーナーとリンちゃんの優雅な(?)一日
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『ふう・・・・・・。暇だな・・・・・。』

『スイートHOUSE MAHO堂』には私一人だけだ。

『なんか、面白い出来事は無いのかね・・・・?』

ズズズズズズ

コップにあるコーラを飲む。
ミラちゃんとティナちゃんは弥生ちゃんたちのための差し入れを届けに言った。

まあ、しばらくは戻らないのだろう。

『新しいスイーツでも考えるか・・・・。』

私が腰を上げたときだった。

?「助けてくださーーーーい!!!!!!!!!!

『!!!!!????』

ごふ

思いっきりコーラを拭いた。

『ゴホッ・・・・ゴホッ・・・・・な・・・・・なにごと!?』

魔法でこぼれたコーラを拭き終わると私はドアを見た。


からんからん

リン「オ・・・・オーナー・・・・すみません・・・・・。匿って下さい!!」

鏡音リンちゃんが息を切らしながら入ってきた。私はわけが分からないなりに彼女を中に入れた。

『ど・・・・・どうしたの・・・・?お茶、淹れようか・・・・?』

リン「あ・・・・・ありがとう・・・・ございま・・・・す・・・・・。」


しゃらん

しっぽの鈴をならすと、お茶のセットが出てきた。

リンちゃんは席に座ると、私の淹れた紅茶を飲んだ。

リン「ふう・・・・・。」

落ち着いたようだ。私は改めて聞いた。

『リンちゃん、どうしてあんなに息を切らしていたわけ?』

リン「追っかけられてたんです。」

んん??

『もしかして・・・・・。』

リン「はい・・・・・。recogさん、ジギルさん、アンダーバーさん、タイ焼き屋さん、電池切れさん、それにオワタPさんにです。」

またか・・・・・・・・。

私は頭を抱えそうになった。あの6人は要注意人物だ。特にrecogさん、ジギルさん、アンダーバーさん、タイ焼き屋さんの4人は『リン廃四天王』とか呼ばれてるくらいにリンちゃんの大ファンである。『リンちゃんなう!』とか歌ってて呆れるくらいため息がついてしまう。
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