きらめきっ☆私の恋心
□1のきらめき 始まりの声
1ページ/6ページ
『あーー!!今日が入学式か・・・・。』
私はぐっと背伸びした。
例えば一夜で世界が終わるとか
ちょっとした魔法が使えたりだとか
そんな冗談で騙せないって
わかっているけれど
生まれ変わらせて
私の好きな「魔法少女幸福論」をヘッドフォン越しに聞いている。
『弥生ちゃんたちは先に行ってるよね。』
そう思ったとき、ふと声が聞こえた。
?「リッちゃん・・・・?」
『へ・・・・・?』
ふりかえると一人の少女が立っていた。亜麻色の髪の毛・・・・。・・・・あ・・・!!
『つっきー・・・?』
月子「そう!!ひさしぶり!!」
そう言って私達は手を取り合った。
何年ぶりだろ・・・・。
月子「同じ高校だね!!言ってくれても良かったのに!」
『いや・・・・こっちも忙しかったからさ。』
月子「そっか。・・・・・ってあれ・・・体育館はどこだっけ・・・?」
『えっと・・・つっきー・・・・もしかして・・・あたしたち・・・迷った・・・?』
月子「みたい・・・・。」
どーすんの!?
慌ててたら男の人の声が
?「そこの二人!!俺が案内するぞ!」
ん?若干灰色がかった髪の人だな。ネクタイの色から察するとたぶん先輩だ。
そうおもいながら、私達はその人に体育館まで連れてってもらった。