小説もどき

□大掃除
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「なっ‥!!あ、アンタ!!」

「何があったらそんな険悪な関係になれるというのだ‥。違うぞブラック‥お前も掃除をやるんだ。‥そうだな‥ブルー君の担当している倉庫の掃除をやってきなさい。」

「フフ‥さすがですわ総帥‥。ところで‥ブラックがそこを掃除するというならば、私はどこの掃除をやればいいのでしょうか‥?」

「何を言っているブルー君‥君の担当は倉庫だ。なかなか広いからな‥一人じゃ大変だろう‥。二人でしっかり掃除してきてくれたまえ。」

‥‥‥‥

「まさかアンタと二人っきりにさせられるとはね‥変なことしないでちょうだいよ?」

「気色の悪いこというんじゃないバカマ‥口より手を動かせ手を。」

「ば、バカマってなによ!!‥フン‥分かってるわ。アンタだって‥‥‥‥‥のわぁぁあああ!!!」


「‥うるさいぞお前‥なんだ、やっと正気に戻ったのか?」

「ど、どういう意味よっ!!あ、あれ‥。」

だいたいは想像がついた‥。物怖じしないあいつがここまで大きな悲鳴をあげ、さらにここは長らく使っていない倉庫、分かっていた「ヤツ」が出るであろうことなど‥。見つけてしまった以上‥戦わなくてはならない。この倉庫は今この瞬間‥戦場へと変化を遂げていた。
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