愛らぶ男主

□愛らぶ男主・短編#4
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【扇風機、とか、五右衛門風呂いちゃいちゃとか、膝裏みたいな。はい、そゆコンセプトです。】




「あちゅ」

優衣が帰ってくる。

「ただいっま」

手にはコンビニで買ったと思われる、ポリガリ君。

「ラムネ〜あげる!」

「ん」

優衣は
扇風機の前で「あ゛ーーーーっ!」と言いながら
アイスをかじり始めた。

「ひゃっこ!」

「その歳で知覚過敏か!」

うつぶせ寝で上体を起こし
足をパタパタしながら
靴下を片足ずつ脱ぐ。

足で、くしゅくしゅ〜と
黒のニーハイソックスをおろしては
んしょうんしょ、ぽい〜ん!

「生き返る〜ぅ」

コロコロコロコロコロコロ…

あぐらかいて座ってる俺の膝にまで転がってきた。

「はい、拓海さん!」

自分のラムネアイスを差し出す。

「交換しよう!」

…優衣…お前な、ほとんどないだろうが!

単におねだりだろうが!

「ん」

しかし反射的にアイスを渡すと
両方口に突っ込んだ。

コロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロ…

扇風機まで戻る!

「こらっ!」

今度は仰向け。膝を折り曲げ。

手は大の字。

「生き返りますな〜」

「優衣〜〜〜〜」

そのまま足を上に上げ、
壁に足裏をつけた。

「ん。楽チン」

ミニスカートが白い太腿を隠しきれてない。

そのまま、ブリッジよろしく背中を上げたから
お腹も見えた。
もう少ししたら下乳も見える。

「はああああ〜」

足をばたあんっと横倒し。

今度は匍匐前進。

「拓海さあん」

「ん」

「アイス食べ終わったあ」

にじりより、
俺の膝に胸をのせ
のけぞった。

「お風呂入る」

「あ?」

「お背中流しますって言って!」

…おいおい、それは逆ぢゃねえのか!

「お前が言うんだよ!
“お背中流します”」

「“お背中流しまあ〜す”」

「ん」

「“お背中流されまあ〜す”」

「…優衣ちゃああん?」

「♪どっらえもんっ、ごえもんぶっろっ、
ほんにゃらぱっぱっ
ほんにゃらぱっぱっ
ごえもんぶろ〜〜♪」

「…やや、無理ないか、優衣」


・・・・・・・・・・・・


「いいか、五右衛門風呂とは」

「はい」

「縁が熱い、底が熱い」

「あ〜い!」

「とりあえず、体を洗おう」

「あ〜い!」

優衣は真っ裸の俺を見て
真剣に見て

「あのな、優衣よ」

俺は呆れた。

「かくしております」

「なあんだ」

「“なあんだ”じゃない!…
見たいのか」

「うん」

「……仕方ないな」

「拓海さん、見たくない?」

「ん?」

「優衣のからだ」

「…局部フェチではないんで」

「どこが好き?」

「足裏」

「思いっきりフェチじゃないですか!」

「うっちゃいよ、優衣」

椅子に座り
ボディソープを手にとっていると
優衣が白いバスタオル一枚を巻き、入ってくる。

「お背中流します」

「ん?んう」

優衣は自分のふくらみにボディソープを塗り
俺の背中に優しくこすりつけた。

やわらかいやわらかい
弾力のある、なのにとけそうなほどやわらかく
熱いそれで
俺の背筋や肩の上で円を描く。

「う…」

気持ちいいじゃんか…こら。

「拓海さん」

後ろから抱きつき
背中の方から手を回し
俺の乳首をつまんだ。

こすりつけながら
くりくりとする。

「拓海さん、感じる?」

「ん…」

俺の耳を後ろから噛む優衣。
舌がゆっくりとなぶった。

手が腹部を這う。

「見せてくれる約束でしょ」

「ん」

優衣の唇がおおう。

(それ、“見せて”じゃないだろ!)

突っ込もうと思ったが、
優衣、凄すぎ。

「ん…」

俺は内股を震わせた。

「やば…やばいって優衣」

「ちゅっ」

「ん〜〜」


やめ、やめて、出ちゃう。

優衣の唇は容赦ない。

奥までしゃぶり
つぅぅっとなぞり
最後に先端を舐め上げ
再び潜り込んだ。

「や、…優衣…」

気持ちいい…脳天が熱い。

「きゅっ」

指が加わり
先走った液をゆっくりと
乳くびで塗り広げた。

「…拓海さん…かわゆい…」

「…」

はあはあ…

うごめく俺の腹部を押し
逃げられない状況にした優衣は
完全にとどめをさした。


くぷ…ん…


優衣の顎を伝うものを
見ることができない。

俺はくらりとしながら
まだ若い嫁に
たっぷり可愛がられていた。

ああ…死にそう。
天国見えちゃいそう…


もう、何も怖くない。

てゆうか、やや眠い。

一回出ちゃいましたから。

しかしですね、沽券にかかわりますから
(コカンではない、コケン)

やはり
まだ、18かそこらの優衣に負けてはいけないんです。

若い嫁に負けていいのは
定年過ぎてからだ。

俺は優衣を膝に乗せ風呂に入る。

「優衣。前向けよ」

「あん」

俺は優衣のうなじに
お湯を手でかけた。

「熱いか?」

「ううん。平気」

「髪、濡れちゃうから
まとめあげようか」

俺は優衣の長い髪を指で一つにし、
ややひっぱり上に顔を向け
貪るようにキスをした。

「あ…あ…あ……」

まだまだ負けませんよ、優衣ちゃん。

頭を支え
逃げられないようにしながら
口づける。

「あ…あふ…くふん
…くう……

んっ、んっ」

丸い肩に温かいお湯をかけながら
優しくさりげなく
優衣のふくらみに指を伸ばし
手のひらでそっとくすぐるように撫でた。

「あ…き……も…ちい…」

「きもちいい?」

「ん…しゅき…あっ」

さきっぽを指で繰る。

「ああんっ!」

敏感だからね。

ここ、真っ先に開拓されたから。

弱いだろ、優衣。

「ん」

「さっきの仕返し」

「あん!」

「いい声」

「あ…はああ」

「足、締め付けすぎ。まだだよ。ま・だ・だ」

「はうっ!」

俺は優衣の尻を指でなぞった。

「あ」

菊のつぼみがひくひくする。

そうだね、ここも弱いよね。

「あ」

震える乳房は白に桃色が淡く浮き立ち
優衣は苦悶の表情が色っぽい。

「や…許して」

「ぬるぬるだろ」

「あ…」

「いいね、優衣。
まだ俺に勝てないからね」

「はい…」

古代生物のように複雑な動きをする場所をせめる。

「あ、あちゅい」

「お湯が入っちゃった?」

「うん…んうっ」

「ふ。じゃあ出してあげる」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

風呂上がり。

ましろなシーツの上。


優衣を横たえて。

「髪、まだ濡れてる。痛まないか」

「平気…」

優衣がうめく。

「平気です…////」

熱い吐息で。

「だってたくさん欲しいから…」

呼吸するたびに上下する乳房。
俺の指の痕がかすかについている。
淡い桃色が愛おしい。

「我慢できないか」

「うん」

「今すぐほしいのか」

「我慢……ない…
動く…ううっ…ぐちゅってしてぇぇ…」

俺は優衣に跨り
両手の中指を舐めて見せた。

「ん…」

裏をゆっくりと舌先で舐める俺を優衣は
欲しそうに見ている。

爪をちろちろと舐めながら
俺は笑み、優衣を見下ろす。

「おいで。優衣。
お口くちゅくちゅしてあげる。
開きな」


俺は優衣の唇にむかい
片方の指を吸わせ
もう片方は
別の方に差し入れた。

くぷん…



同じ長さ。
同じ動き。

「んう…」

吸綴(きゅうてつ)する優衣は
くぐもった声を喉で鳴らす。

「んうんっきゅううん」

くちゅ、

爪だけ入り
ゆっくりかきまぜると
優衣の舌が絡み
中に引き込む。

それに逆らい
すぽんっと出すと
優衣は切なげに鳴き
ぷるっ、と臀部を震わせた。
白い絹豆腐みたいなそれが
隠している場所はことのほか沸き立ち
こぽこぽと蜜を垂らしている。

「早く欲しいの?」

「んう……」

ひくつく内腿はしずっている。

閉じた睫毛をふるわせ
わずかに開いたくちびるの中
小さな舌が、ちろちろしながら
歯の裏を舐めて
欲しがる自分を慰めている。

「かあわいい奴め」

俺は体を滑らせ
優衣に添わすと
眺めながら指先で戯れる。

優衣は容赦なく指を吸い
引き込んでいく。

「…ん…」

お尻が波を送ってくる。

「優衣…」

俺はいつも見たがる優衣のために
まぶたを撫でた。

「あ…」

目尻を濡らし
赤く染める優衣。

蝶が羽を広げるように光彩を見せて。

微かに笑む優衣は
どこか清らかで。

俺は不思議と満たされる。

「…」

優衣の指が
屹立をたどる。

小さくくちびるが動く。



あ な た が ほ し い

あなたが欲しい。
わたしのなかに。



俺は優衣の片膝を曲げ

もう片方を伸ばすと
足裏のつま先からゆっくりと
先端で
内腿までたどった。

「あ」

そして腰を重ね
膝裏を抱え
大きく広げ

「ん…」

優衣は目を閉じ

俺を閉じ込めた。


くぷ

腰をラウンドさせ
優衣を喜ばせる。

無邪気な優衣が
甘やかな吐息を糸のように漏らし
飴細工みたいに俺をおおう。

蚕の繭玉にも似た
幾重にもなる包みこみに
俺は優しくしぼられ
哮りながら

なおも優衣を見つめる。

やっぱりかわいいな。






素直でかわいい。

俺はこいつがかなり好きだ。
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