テニプリ短編

□大好きの気持ち。
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ちょっと、自分でも不思議に思ったんです。


ああ、私って、なんでこんなにアキラが好きなんだろう。


それをアキラ本人に言ってみたら、



「は、はぁ?!な、ななな、何言ってんだよ、お、お前!」



と、私が好きなテンパリようで、顔を紅くして言ってくれた。

そうだ、こんな感じで、初々しいような、言葉はアレだけど、ヘタレ、みたいな。
そんな反応が好きだ。

おもしろいぐらいに、どもるのも好きだな。だってそれも私の言葉に素直に反応してくれてるってことでしょ?


パっと見、ちょっと怖そうな見た目なのに、中身はすっごく優しくて、
気さくで、気が利いて、話してるのが楽しくて。
それから、結構フェミニスト。


みんなが、どうなの、って言ってる前髪や、口癖だって。
私にしてみれば、心臓を鷲掴みにされる要因だ。

テニスしてるときの、真剣な瞳も好き。
「リズムに乗るぜ!」って楽しそうにプレイしてるのも好き。

イヤホンして、音楽聴いて、足でリズムを取ってるのも、好き。


いきなり抱きついたら、思いっきり顔を赤くするところも好き。てゆうか、かわいい。

声も、大好き。だし。

耳元であの声で囁かれたら、ホントに、心臓とまっちゃうんじゃないだろうか。
ってゆうぐらい、アキラの声に弱い私。


いっつもテニスラケットを握ってる、男の子だなぁ、って思う私よりもずっと大きい掌とか。

ありえないぐらいのスピードが出せる脚とか。

ぎゅって、抱きしめてくれる腕だとか、厚い胸板だとか。




ほんと、アキラのどれをとっても、
大好きだなぁ。




「あ」
「ん?どうした?」
「私さ」
「ん?」
「アキラがアキラだから、大好きだなぁって」

エヘヘ。なんて笑って言えば、
アキラは真っ赤。

「だ、だから、いつもいつも、不意打ちなんだよ、お前は・・・」

そう言ったアキラの、半分を隠してる前髪を掻き揚げて
ほっぺにキスを1つ。


「また不意打ちだった?」


そういえば、私が一番大好きな、笑顔に。


「まあな。ま、そこがいいんだけどな、##NAME2#は」


その後は、甘いキスと、熱い抱擁。






アキラ、だぁーいすき!

大好きの気持ち。

(アキラの全てが愛おしい)

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