高杉誕生日祭

□10、これ以上はまだ早い
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10、これ以上はまだ早い



センセーの手が、私の頬に触れた。



いつも見てた、細くて長い、



でも流宇とは違って男の人の手だった。



少し冷たいセンセーの手は、凄く優しい。










「センセー?」



「黙ってろ」



呼んだら、制止の言葉と、冷たい唇。



な、に・・・?













それは1秒だったのかもしれないし、



もう少し長かったかもしれない。



でも、私は頭がパニックになってそんなこと気にしていられなかった。






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