story①
□動き始めた心
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「銀時、お前今度の休み空いてるか？」
「もちろん。珍しいね、トシの方から声かけてくるなんて」
付き合い始めて２ヶ月。
最初は色んなことがあって全然付き合ってるとは言えなかったけど今じゃ本当に２ヶ月か？というくらいラブラブである。
「そうか？まぁ空いてるならこの映画見に行かねぇか？」
俺が見せたのは『エイリアンＶＳやくざ２』のチケット。
「トシ本当にこの映画好きだね」
「ああ。兄貴の性格に惚れた」
なんとなく銀時の顔が歪んだように見えた。
この映画嫌いだったか？
「銀時？」
「ん？どうしたの？」
・・・気のせいか。
「いや。何でもねぇ」
たまに、銀時が何考えてるか分かんなくなっちまう。
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