頂き物

□禁じられた真実
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夏真っ盛りの気だるい午後。



冷房も入れていない部屋で、銀八は何も身に纏っていない土方を座った格好で後ろから抱きしめ、ぼんやりしていた。



朝から何度も交わした激しい情交に疲れたのか、土方も銀八に背中を預けて目を閉じている。



最近忙しくて、久しぶりに互いの熱を交換した所為もあり、ちょっと張り切りすぎてしまったようだ。



まだ汗の引かない土方の肌はしっとりと湿っていて、吸い付くような手触りにまた催しそうになってしまい、俺もまだまだ若いなと銀八は内心で苦笑する。



「……せんせ」



「ん?起きた?」



「寝てません」



「あれ?そなの?」



薄い目蓋を閉じて、呼吸も穏やかだったからてっきり寝ているのだと思っていたのに。



起きていたのなら悪戯すれば良かったと、銀八は不埒なことを考えた。
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