皐月 通常
□5日目
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【ある日の休日】椿〜、あ〜そ〜ぼ〜！！！！！！！あ、椿♡おはよう。今日は学校休みだから…遊びに来ちゃった♡え？インターホン？あ〜ごめんごめん気持ちだけ子供になってたよ(笑)…ん？椿のお母さんとお父さんが居る時は、ちゃんと玄関から訪問するようにしてるよ。今日みたいにね！まあまあ、そんな事はどうでもいいじゃん…とりあえずお家に入れてよ。
そうだね！さっちゃんいらっしゃい！
おっじゃまっしまーす♡おはようございます！「あら、おはよう皐月くん」おはようございます。「朝ご飯食べていくでしょう？配膳お願いしていいかしら？」はい、任せて下さい！椿どうしたの？顔洗っておいでよ。あ、お父さんもおはようございます。「おはよう皐月くん…配膳すまないね」いえいえ、頂く身ですから…当然です。「椿の事も、よろしく頼むね」もちろんですよ…ご飯は大盛りにしますか？「はは、お願いするよ」
いや…なんか馴染んでるなーって思って…
早く顔洗っておいでって(笑)あ…あの、お母様…少しご相談が…。「あら、急に畏まって…なぁに？」えーと、大変申し上げにくいのですが…私、納豆が苦手でございましてですね…。「あら、そうなの…（笑顔で朝日奈の前に納豆を置く）」…えっと、お父様…。「（フルフル…）（首を横に振る）」椿！助けてっ！もう頼れる人が椿しか…！
好き嫌いはだめだよ
あぁ…そんな…。「皐月くん？…納豆を食べるのと」「椿から離れるの…どちらが嫌かな？」…っ！そんな…うぐぅ…納豆…頂きます…っ！「…！なかなかの決断力だ…やはり椿を任せて正解だったな…母さん」「お父さん、椿にもやっと春が来たのねぇ…（涙を拭くフリ）」はい…椿は俺が幸せにしますよ…じゃあ冷める前に頂きましょうか。（椿の前に納豆を置く）頂きます♡
…あれ？
え？いいの？ありがとう♡仲が良い家族って素晴らしいなぁ…。（もぐもぐ…）「…！皐月くん、いつでも婿に来ていいのよ！ね、お父さん！」「ああ…この家はいつでも君を迎え入れるよ。」お父さん…お母さん…っ！ぎゅうぅぅっ…（三人で抱き締め合う）ありがとうございます…嬉しいです！つぱつぱ…。
…ん？なんだろうこの展開は？
っと、折角の美味しいご飯が冷めちゃう…！（納豆は避けながら）「おかわりもあるから遠慮なく食べてね〜」ん〜、美味しい♡椿のお母さんのご飯は本当に美味しいな〜♡「そうだろう？母さんのご飯は宇宙イチだからね…」「ふふ、お父さんったらっ！」（ばちぃん！）「うぐっ」うわぁ…めっちゃ痛そう…大丈夫ですか？「問題ないよ…あ、そうだ。言い忘れてたけど今日は母さんとデートなんだ」あら？そうなんですか？
そうなの？気をつけて行ってきてね！
じゃあ…今日は椿と二人っきりだね♡「お父さんと二人でお出掛けしてくるから、椿は皐月くんとイチャイチャしときなさいね？」椿が恥ずかしがってるんでその辺にして…「椿、皐月くんとイチャイチャする事は恥ずかしい事じゃないぞ？」まあまあ、お父さん…（小声）娘のプライベートに踏み込むと嫌われますよ…。「なにっ！」
も…もういいから二人共デートいってらっしゃい！///
「椿は父さんの事、嫌いじゃないよなっ？」お、落ち着いて下さい、椿が嫌う訳ないじゃないですか…。「そうですよ、お父さん！」（椿の傍に寄り）椿…好きって言っときな？世のお父さんは娘に嫌われると…生きていけないらしいからさ…。椿のお父さんには長生きして欲しいしね…。
そう言ってくれて嬉しいよ！…お父さんのこと大好きだから大丈夫だよ！
「…ふっ…大学生にもなって…」（照）「お父さん、もういいから早く食べなさいな」「む、冷めてしまうな…椿、皐月くん…という事で今日は夜に帰って…帰らないかもな、母さん♡」「もうっ♡」（ばちぃん！）あはは、了解しました！…椿の家はいつも楽しそうでいいな〜。じゃあ、今日は家でイチャイチャしよっか？♡
そうだね///…今日は家で過ごそうね！
…――いってらっしゃーい！「は〜い、椿をよろしくね〜」「行ってくる、戸締りはしっかりとな」…行ったねぇ…。ん〜、何しようかな〜…お父さんが夜に帰るって言ってたよね？…じゃあ、さっちゃん椿のお家にお泊りしちゃおっかな〜♡いいでしょ？いいよね？ね？
うん！今日は私の家においで！
やった♡さっすが椿！んじゃ、早速…椿〜♡ぎゅっ…ずっとこうしたかったんだよね〜♡椿の体温落ち着くし♡はぁ、最高…ねぇ、こっち向いて？…ちゅっ♡ん、今油断してたでしょ？椿は無防備すぎるんだよなぁ…二人きりなんだしこれくらいはされるって覚悟してもらわないと♡…あ、それとも心の中では期待してた？♡
…そんなこと思ってないよ///
いやいや嘘だね。絶対思ったでしょ…♡ほ〜ら、もっとキスしよ…♡ちゅっ…おーい椿〜…なんか口閉じてない？開けてよ♡深いキスできないじゃん？れろ…ちゅっ、ちゅう…くちゅ♡ん？…あ〜あ、そんな顔真っ赤にして…♡このままキスしてたらまじでスイッチ入っちゃいそうなんだけど…♡
それはちょっと待って///
な〜に言ってんの♡そんな可愛い顔してさ♡んじゃ、続きしよっか…♡ちゅっ…ちゅ、ちゅう…れろっ♡あーほんっと可愛いね椿…じー…ん、やっぱやめよう。ここでもっとやってもいいんだけど、それは夜のお楽しみにとっておきたいし♡それに朝だもんね(笑)流石に盛りすぎちゃったー…んじゃ、どうしよっかな…あ、トランプ持ってるんだった。そうだ椿、神経衰弱しようよ♡俺と勝負♡
いいよ！負けないから！
じゃあ決まりね！勝負の内容は、負けた人が勝った人にキスをする！まぁド定番だけど、これが一番シンプルでわかりやすいじゃん？それにどっちになったって嫌な思いはしないでしょ(笑)ってことでさっそくやっちゃうかぁ〜！サササーっと。はい、並べたよ。始めは椿からね。レディファースト♡
ありがとう！…じゃあこれにしようかな
え？それ違う柄じゃん(笑)じゃあ次俺ね！ん〜…これとこれだな、俺には分かる！とりゃっ！お、ラッキー当たりじゃん♡当たったから次も俺の番だね♡これとこれ！――…あはは、待って笑うんだけど…ほぼ全部俺が当てちゃった♡椿〜、圧勝しちゃってごめんね？(笑)あ、言っておくけどずるはしてないよ？
ここまで完敗だとぐうの音も出ない…
わかってくれるならいいけど♡俺、勘がよく当たるんだよね♡それに、椿が間違えて引いたやつは全部完璧に覚えてたし！いや〜椿が間違える度にラッキーって思ってた。んじゃ、約束のキス、お願いしま〜す♡…ん、どうしたの？はやくしてよ♡もしかして目瞑るの待ってる？誰も目を瞑ってキスしてなんて言ってないじゃん？♡だから、ほら…早く♡
ええっ！？…恥ずかしいからせめて目瞑ってよ///
してくれないの？約束なのにー…椿、このまま全勝しちゃうからね♡椿にいっぱいキスさせるんだからさ♡覚悟してね♡…それじゃあ張り切って2回戦いってみよう！…―――これで最後！っと！あははっ今回は椿結構粘ったね♡だけどほら…俺の勝ち♡それじゃあ椿、キス…ちょうだい？♡
あーもー！これでいいでしょ！？…チュッ///
ほーら約束じゃん♡ね？…んっ♡ありがと♡…あはは(笑)それにしてもさこのままだと俺が全勝しちゃいそうな勢いだね、このままずっと俺にキス…それも悪くないけど♡このまま神経衰弱するのも飽きちゃうし、流石にこのままずっと家にいるのもなぁ〜(笑)…よし椿！特に行く当てもないけど散歩しにいかない？
そうだね！せっかくなら外に行きたい！
よし！決まり！(笑)それじゃあ行こうか！おっと！…戸締りちゃんとしないと椿のお母さんとお父さんに何言わるか分からないからね(笑)…(ｶﾞﾁｬﾝ…)…よしこれでオッケー！それじゃあ椿こっちに行こう！しっかり手を握ってるんだよ♡(ぎゅっ♡)
うん///
ん、いい天気だ♡…椿と一緒に歩くってさ…何かいいよね♡なんも予定立てずにとりあえず歩いてるけどデートって感じするしね♡行き当たりばったり…うん、悪くない。何か事件があるかもしれないしね(笑)…ん？椿ちょっと顔赤くなってない？（つんつん♡）
ちょっと…デートって思うと意識しちゃって…///
こういうのもたまにはいいよね。あれ？俺の家の前に誰かいる…もしかしたら探偵事務所に依頼しにきたお客さんかも…。ちょっと話聞いてきていい？（椿の顔を覗き込む）…残念そうな顔しちゃって…もしかして俺との散歩中断になっちゃうのが寂しかった、とか？♡だったら、かーわい…♡まだまだ時間はたくさんあるから大丈夫だよ♡
そうだよね///…とりあえず話を聞こっか
素直だね？まぁ実は俺も寂しいんだけどさ♡今日は学校もないし、お客さんの話聞いたあとにいくらでもふたりでいれるから、ちょっとだけ我慢、ね？♡…「あなたここの事務所の方ですか？うちの子が…うちの子がいなくなってしまったんです！もう心配でいてもたってもいられなくて…！」…え？事件とかじゃなくてシンプルに迷子になっちゃった感じ？…「助けてください！」…う〜ん…どうする？椿？
子供が迷子なのは大変だよ！一緒に探してあげようよ！
椿が言うなら…まぁいっか。俺、子供とかあんま好きじゃないからちょっとダルイんだけど…椿も探してあげる気になってるみたいだし…。仕方ない！俺が迷子のお子さんを探して差し上げましょう！…「本当ですか？ありがとうございます！」…いや、お礼は見つかってからでいいですってー。子供が集まりそうな場所とか探しにいってみようか…。
そうだね…公園とかそのへんかな？
っと、その前にお子さんの特徴を聞かないとね。「8歳の小学生男の子で、酢昆布が好きなんですが…今日はデパートに一緒に行く途中で迷子になってしまって…。」…なるほど…酢昆布が好きな人間に悪い人はいない…！お母さん、お子さんのことで連絡を取る必要があるんで連絡先だけいいですか？…よしっと。じゃあ、俺たちはまずはデパートを探しにいってみます。椿も、いいよね？
うん！探しに行こう！
いやいや、ここで見捨てるのはできないでしょ？「どうかお願いします…お願いします…」…そんなに心配しないで。大丈夫ですよ、必ず見つけますから。…椿、行こう。――…迷子って決めつけて乗り気じゃなかったけどさ、やっぱりお母さんの立場になって考えると、不安でたまらないんだろうな…。…椿もどんどん深刻な顔になってきてるし…、はは、大丈夫だって！絶対俺が見つけるからさ！
ありがとう！私も一緒に探すからね！
まっかせときなって、俺の事なんだと思ってる？なんたって…天才探偵、朝日奈皐月クンですよ？そーれーにっ…ぎゅっ♡椿も一緒にいてくれるんだからやる気も十全、怖いもんはナシってね♡はは、椿と離れずに済んで良かったな〜♡ｽﾘｽﾘ…♡それにさ、小学生の子がたった一人でうろついてるなら目立つし…子供が一人で行ける場所なんて限られてるよ。…よっぽどの事件じゃない限りはね。
そうだね！よっぽどの事件がないように早く見つけよう！
ま、そんな大事じゃない事を祈ろっか？ひとまずは子供の足でいける範囲で行きそうな場所…虱潰しに調べてみよ。情報を得るにはまず足ってね♡さて…まずはデパート行く道の途中にある公園からかな〜、俺の予感だと可能性は低いけど…よっぽどのいい子ちゃんなら可能性はなきにしもあらずだし。ぎゅっ…行ってみよ、椿？
そうだね！
――着いた着いたっと…。結構子供いるなぁ…みんな元気で羨ましいよ♡…まっ、俺もまだまだ若いけどね♡…っと、迷子の子、探さないとね…ｷｮﾛｷｮﾛ…。…うー…ん、迷子になってるってんだから、泣いたり悲しんだりしてそうなもんだよね？でもそれらしい子は見当たんないし…、…って言うか俺達迷子の子の特徴、歳と酢昆布好きってことしか知ってなくね…？
…確かに…酢昆布あるよって言ったら来てくれないかな？