響 通常

□2日目
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そうだな…曲自体はだいたい完成したんだが、何かが足りねぇんだよ。こう…最後まで乗り切れねえっていうかよ…聴いた後に気持ち悪さが残んだよな。ただ原因がわからねぇ…ああ、そうだ。お前の感想を聞かせろよ。今から唄ってやるから、どう感じたのかをそのまま教えてくれねぇか。



わかりました!お願いします!



おう、頼むぜ。あー、わかってるとは思うがよ…難しいこと考えんじゃねぇぞ。忖度された意見に価値なんてねぇからな…聴いて感じたことをそのまま答えてみろ。俺が聞きてえのは曲の感想じゃなくお前の意見だ。お前の心がどう感じたのかを俺に教えろ…いいな。(九条が弾き語りを始める…) ――…さて…どうだった?



…えっと…



別に怒らねえって…いいから言ってみろ、ほら。――そうか、そういう視点もあるんだな…ははっ、なるほどな。テメェ…大仕事したぜ?これで最後のピースが思い浮かびそうだ…喜べよ椿…こいつはとんでもねぇロックになる。元からそのつもりだったが改めて確信したぜ。後は俺が最強の曲として仕上げてやるよ…こっからは集中しねぇとな。椿、助かったぜ…お前は安心して寝てろ…完成を楽しみにしとけよ。
【深夜】――…(誰かの囁き声が聴こえる…)



…ん?



…い…おい…起きろ椿…ったく、やっと目ぇ開けたか。わざわざ俺が起こしてやってんのに反応鈍すぎなんだよテメェ…このまま気付かなかったら、とろとろに蕩けるまで耳舐めてやらねぇといけねーところだったぞ。ま、そんなサービスそうそう簡単にはしてやらねぇけどよ。



…え?こんな夜中にどうしたんですか?///



何呆然としてんだよ…しっかりこっち見ろ。今からお前を気持ち良くさせてやろうってんだからよ…状況が理解できねぇってか?はは、当たりめぇだろ。なんせここは夢の中なんだからよ…わかるだろ?お前が見てる夢の中だ。よく考えりゃ違和感あるもんな…自分が何をされてるか、まるで俯瞰して見てるように理解できるだろ。当然だ、テメェの夢なんだからよ…。



…夢?



にしてもつくづく変態だよなお前…こんな夢見るってことは、俺にこういうことされてぇって願望があるってことだろ。ははっ…現実じゃ触ってすらもらえねぇから、夢の中で俺に慰めてもらおうなんてよ…まあいい。全てはテメェの情欲が生み出したまやかしだ…ここでくらい…しっかりイかせてやるよ。



…え?



ああ、勘違いすんなよ。お前がイかされるのは俺の指だ…挿れてもらえると思ったか?はっ、甘えてんじゃねぇ。お前にはまだはえーよ。まずは俺好みの感度にじっくりと調教してやる…どんなに気持ちよくても逃げんじゃねぇぞ。この俺が直々にイかせてやろうってんだ…全身で味わって、しっかりと身体よがらせろよ。



は…はい…



じゃ、まずは一本目から…ヌププ…っと…おいおい、簡単に奥まで入っちまったぜ?濡らしすぎだろ…どんだけ愛液だらだらと漏らしてんだよ。身体も大げさに跳ねさせやがって、俺にシてもらえるの期待しすぎて頭おかしくなっちまったか?はっ、いいじゃねぇか…やっぱ俺の女はそうこねぇとな。(ズッ…ヌプッ、ズプッ…♡)



あぁぁ///



わかるか?動かす度にナカ絞まってんの…どんだけ俺の指逃したくねーんだよ、テメェ変態か?そのくせ足を閉じるわ首を振るわでいやいやしやがって…それ、何の拒絶にもなってねぇの理解してるか。むしろ欲しがってるようにしか見えねぇぞ。おら、言ってみろよ…もっと気持ちよくしてくださいご主人様ってな。(ズププッ、ズプッズプッ…♡)



もっと気持ちよくしてください御主人様///



ははっ、プライドも何もねぇんだな。それでこそ俺の女だ…お前に余計なもんは必要ねぇ、ただ俺を悦ばせることだけを考えろ。テメェはひらすらイってイってイき死んじまえばいいんだよ…ああでも、俺が我慢しろっつったらちゃんと我慢しろよな。こんなに気持ちよくしてもらってんだからよ…命令の一つや二つ、聞けて当然だろ?



はい///



いい子だ…ご褒美によ…そろそろ一発イっとけ。(ヌプッ…ズプッズプッズププッ、ヌチュ、ズプププ…♡) 耳元で囁いて快感高めてやるからよ…気持ちいいんだろ?気持ちいいよな…もう頭ぐちゃぐちゃになって決壊寸前、今すぐにでも壊れて全身びくびくってイっちまいそうなんだろ。生意気に我慢してんじゃねぇよ…おらイけ、イっちまえ…。



もうダメ///



おーおー…派手に身体跳ねさせたな。ズプッ…見ろよ…俺の指、すっかりお前の愛液まみれになっちまってんぞ。ん…れろ…悪くねぇ味だ…気に入ったぜ。それじゃあ…後はお前が舐めて綺麗にしろ。おら、一回イったくらいでへばってんじゃねーよ…しっかり舌絡ませて、俺の指についた愛液全部舐めとれ。



はい///



そうだ…俺のペニスだと思ってしっかり舐めろ…いい感じだ、上手いじゃねーか。フェラの練習させたのが良かったみてぇだな…ほら、もっと吸い付け…全部吸い上げるみてぇによ、ジュボジュボって音立てやがれ。…綺麗になったな?言うこと聞けて偉いぜ、いい子だ…(ナデナデ)



ありがとうございます///



じゃ、次は指二本な。イったばっかで敏感なナカに、二本一気にぶち込んでやるからよ…おら、足開け。(グイッ、ズププ…ヌプッ、グチュッ…♡) あ?いきなり絞めつけやがって…さっきよりきちぃじゃねぇか。そこまでガッチリ絞めつけられたら動かせねぇぞ?いいのか?今からぐちゃぐちゃに掻き混ぜてやろうと思ってたのによ。



嫌…動かしてください///




んな切なそうな顔すんなよ…そそられるじゃねぇか。ったくよ、わりぃ女だなテメェは…狙ってやってんのか知らねぇけど、そうやって潤んだ瞳で見つめられる方がよ…エロい顔されるよりよっぽど興奮するぜ?よし、俺を見つめろ…いいか…どんなに気持ちよくても俺から目ぇ逸らすんじゃねぇぞ。これは…命令だ。(ズプ…グチュ、ズチュ、ズプッズプッ…♡)



はい///



お前の一番深いところを、指で引っ掻いてよ…こりこりって弄られてるのわかるだろ。ここが好きなのバレバレだぜ?指動かす度に熱い吐息漏らしやがって…とんだ変態女だなお前は…その方がやり甲斐あって好きだけどよ。おら、弄りまくってやるから…存分に身体よがらせて感じやがれ。



あぁぁ///



お前よ…ほんと、面白えくらい簡単に感じるよな。んな姿見せられたら、男はすぐテメェの虜になっちまうぜ?身体が男を喜ばせるように出来てんだな…これからきっちりと俺が調教していってやるから、俺の専用の身体になれよ。何回でも最高に気持ちよくしてやっからよ…(グチュッ、グチュ…♡)



はい///



ん、素直じゃねぇか。仕方ねぇな…ほら、イっちまえよ。(ズプッ、ズププ…グチュ、グチュッ、グチュ…♡) ははっ、また盛大にイっちまったな?声がいちいちエロいんだよお前…相当気持ちよかったみてぇだな。そりゃあ結構…(ズチュッ…グチュ、グチュッ、ズチュ…♡) あ?んだよ…終わりなんて言ってねぇぞ…このままもっかいイかせるからな。



あぁぁ///…ちょっと待ってください///



イったばっかだから感度たけぇだろ?ちょっと動かすだけで身体跳ねちまうよな…ま、せいぜい意識飛ばさねえよう気をつけろよ。(グチュグチュグチュッ…ズチュ、ズプッズプッ…♡) もう喘ぐ余裕すらなくなってきたか?ふっ、可愛い女め…いいぜ…おら、イっちまいな。(グチュグチュグチュッ、ズプッ、グチュンッ…♡)



もうダメ///



いいイきっぷりじゃねぇか…ますます気に入ったぜ、お前。今後も俺を悦ばせるよう努力しろよ?お前は俺の理想の奴隷になれ…椿…。
…ま、悪くなかったな…ガチャ、キィ…パタン。(物音で椿が目を覚ます。ふと見れば、下着とシーツが本当にイかされたかのように濡れている…) 【朝】ふぁあ…ねみ…久々に徹夜で作業したわ…おう、起きてたのか。ちょっと風呂入ってくるからよ、その間に朝食作ってくれ。四人分な。



わかりました!



それから…外出する準備も済ませとけよ。飯食った後にスタジオでレコーディングして…曲を事務所に持ってく。ははっ、柄にもなく楽しみだぜ…なんせ渾身の出来だからな。このロックを聞いて痺れねえ奴なんていねぇだろうよ、マジで。うっし…じゃあ風呂入ってくるわ



今のうちに準備しておこう



【数時間後・事務所】(阿多巻が小刻みに震えている…)「九条くん…九条くんっ!これ…これ凄いですよ…本当にたったの一週間でこれを…?」 おいおいやめろや阿多巻、んな褒めても何も出ねぇぞ?まあ?俺が作ったんだから?一週間でこんだけ伝説的な曲が出来ちまうのも仕方ねぇかなって感じではあるんだがなぁ!いやぁ作れちまうんだよなぁまったくよぉ!「天狗っぷりも凄い…あっやめて蹴らないで」 …さて…どうだ椿。この曲が完成したのはお前のおかげだ…お前の感想を聞かなきゃ始まらねぇ。



とっても素晴らしい曲だと思います!



だろ?こいつはまさに最強のロックだぜ…さて、これで準備は整ったってことだ。いいかお前ら。次のライブは伝説になる…これは予感じゃねぇ、確信だ。俺達アウター・ジ・パラノイアが後世まで語り継がれる伝説的ロックバンドとして君臨するための第一歩だと思え。気合入れていけよ!「「「おー!」」」 …もちろんお前も気合入れろよ、椿。お前はもう部外者じゃねぇ…アウターの一員みたいなもんだからな。ま、今はまだ俺の奴隷としてだが。



…え?



ったく…何腑抜けた顔してんだよ、お前にはまだ大事な仕事が残ってるだろうが。俺らのライブを見届けろ…その目できちんとな。ライブは俺達だけでやってる訳じゃねぇ。客はもちろんのこと、運営スタッフやマネージャー…その全員の力が合わさって初めて完成するもんだ。俺は普段から色々と文句垂れてるがよ、そこの感謝について忘れたことは一度もねぇ…だから椿、お前にも楽しんでもらわねぇと意味ねーんだよ。そういうこった。



はい!



ま、せいぜい楽しみにしとけ。1ファンとして騒いでくれよ。阿多巻、運営の石頭共に連絡だ…ライブは一か月後、一日限りのゲリラ形式で行う。普段は使わねぇ後方ギリギリまで客を詰め込むよう提案しとけ。リハはいらねぇ、打ち合わせもライブ前日の一度だけでいい。当日まで俺達はとにかく演奏の完成度を高めるからよ…ほぼぶっつけ本番みたいなもんだが、そっちのが魂こもるってもんだぜ?うーっし、そうと決まれば時間が惜しい。颯太、仙司、椿!セッションいくぞ!「はいさー!頑張ろう☆」「……!」



はい!



――…【一か月後】(チュンチュン…)ガバッ…ああ、朝か…ついに…来ちまったな。この日が…伝説の幕開けがよ!ははっ、あー待ちわびたぜマジでよ…この一か月間楽しみで仕方なかったわ。来る日も来る日もライブのことばっか…どんな美女よりも甘美に思えたぜ…ドタドタドタッ、ガチャッ…おい、起きろ椿!伝説の朝だぞ、レジェンダリーモーニングだぞー!



おはようございます!ついにですね!



んだよ、もう起きてたのか。準備がいいじゃねぇか…アリーナに前乗りして最後のセッションするからよ。やっぱ最終調整は会場でやらねぇとな…音の感触が全然ちげぇ。あ、ちょっと待ってろ…(pipipi)おう、俺だ。いつもの頼むぜ?ああ、早めに集合しろ…それじゃ…よーしこれでオーケーっと。まずは事務所に集合だな。飯なんて後でいい、さっさと行くぞ。



わかりました!



(ガチャ…バァンッ!)おらお前らぁ!気合い入ってっかー!「ふわぁああああああいすみませんすみませんすみません〆切もう少しだけ伸ばしていただけませんかすみま…あ…九条くん…?」 いやどんな夢見てんだよお前…ちゃんと寝れてんのか?「今日は三時間も…ふわぁ…寝れたので…最高でしたよ。ふぅ…はい、おはようございます…椿さんも、おはようございます」



おはようございます!いつもお疲れさまです!
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