刀剣乱舞 長編

□白刃の輝き
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楓が見つめている先には庭で遊んでいる短刀たち。



「…みんな男の子だけだと思っていたけど乱れちゃんだけは違うもんね」



楓は兄弟の中で元気に遊んでいる乱藤四郎を見る。



「女の子を見ると癒されるなぁ…」



刀剣たちの服の洗濯が終わり、縁側で座っていた。



「あるじさん!暇なら一緒に遊ぼ?」



すると、楓を見つけた乱藤四郎が笑顔で駆け寄ってくる。



(あぁ…乱れちゃん可愛い////)



「あるじさん?」



「…はっ!」



乱藤四郎下から覗き込むと楓は我に返る。



「遊びたいけど…この服だとね…」



楓は普段着として着物を着ているため短刀たちのようにはしゃぐことができない。



「それだと遊びにくいよね…」



乱藤四郎は困ったように顔を俯かせる。



「なんだ?大将も遊びに誘うのか?」



そこに厚藤四郎がやってくる。



「遊びたいけど着物だと動きにくいって話をしてたんだよ」



乱藤四郎が言うと厚藤四郎は少し考えたあと思い付いた顔で言う。



「なら、俺の服を着れば大丈夫だろ!」



「…え?」



(…それは少し難しいのでは…?)



「身長も同じくらいですしね」



「主様も一緒に遊びましょう」



厚藤四郎からの提案に困っていると嬉しそうに前田藤四郎と五虎退も同意する。



「…え?…でも…」



「そうなったら大将!俺の服を貸してやるよ!」



厚藤四郎は楓の手を掴むと自室に向かっていくのだった。



「…私の体って…短刀と同じくらいなんだ…」



(…いや…厚君が大きいからだ…五虎退や前田君とかよりは大きいもん!)



1人でそんなことを思いながらぴったりサイズの服を着ると楓はみんなのいる庭に集まる。



「あ!主様だ!」



それに気づいた五虎退が嬉しそうに近づいてくる。



「よーし!これで遊べるな!」



「ならさっきの続きしよう?」



「なら秋田が鬼な!」



「はい!なら10数えますね!」



(これって鬼ごっこ?)



楓が理解するよりも早くみんなは走り出す。



「ほらあるじさんも逃げないと捕まっちゃうよ?」



「え?…う…うん!」



楓は乱藤四郎に手を引かれて走り出すのだった。
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