短編
□無音カメラ
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「これは絶対浮気だ」
とある昼休み、時雨はかすがに話をしていた。
「…何がだ?…もう少しわかりやすく言え」
いきなり言われたかすがは当然ながら理解出来ない。
「だってね!政宗が最近携帯ばっかりいじってて相手してくれないんだよ!?…しかも携帯見て何かにやけてるし…」
時雨は机から身を乗り出してかすがに迫る。
「そのことを伊達には言ったのか?」
かすがは後ろに仰け反りながら言う。
「言ってないけど…なら確認してみる!」
時雨は勝手に言うとそのまま政宗の元に向かうのだった。
(…政宗は…いた!)
政宗を探していると教室の中で幸村とバトルをしていた。
「真田幸村!」
「伊達政宗!」
2人は箒を持って互いを攻撃していた。
(…うん…放課後にしよう)
関われないと悟った時雨は諦めて放課後を待ったのだった。