NOVEL-BL-

□可愛い。
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「…………。」


『………っ//』





おかしい。



いのちゃんがおかしい。




さっきからソファーで隣同士で座っている訳だが、何もしていないのに顔を赤らめて、息も少し荒くしている。



なんていうか……すごく艶かしい。セクシー。エロい。




確かにいのちゃんは普段からフェロモンを出しているが、今日は比べ物にならないぐらいひどい。





「……いのちゃんさあ、」




ついに、話し掛けてみた。







『ふぁ…あっ!』




「え…」




すると、突然悶えるいのちゃん。





『ち、近い…の!息、かかる…っ』




「普通の距離じゃん!」




どう考えてもそんな理由で悶えないだろ!やっぱりおかしい!!





「いのちゃん…、どうかした?なんかあったんでしょう?」




『べ、べつに…』





わざわざ理由をきいてあげたのに、慌ててそっぽを向いてしまったいのちゃん。





「なんかあるだろ、絶対!」




ぐいっ!と肩をつかんでこちらに向かせる。





『ひゃあ…!!ん、はぁ……』




『そんな、しちゃ…っ、やだぁ…』





すると、まるで情事の最中かのような甘ったるい声をあげて身体を捩る。





「は、はあ!?」





お、おかしいだろ!!





「ねえ、いのちゃん?…なんか、されたの…??」




ここまできて、何もないわけがない。




この雰囲気からして思い当たるのは、破廉恥なことしかないが。




試しに、腰のラインを指でなぞってみる。





『ひゃあ…っ!!ん、っは、ひかぅ…』



「………!!」




すると再び身体を捩り、涙目でこちらを見つめてくる。





……やべえ。






「いのちゃん?何をされたのか言ってくれなきゃ…色々しちゃうよ??」




髪を撫でながら優しく言うと、少し呼吸を乱しながら、口を開いた。





と、次の瞬間、






━━━━━━━ヴヴヴヴヴ………





ひとつの無機質な音が響いた。





『………!!!!っは、あ、やだぁ…っ!』




それとともに、また喘ぐいのちゃん。俺に抱きついて、悶えている。





これって………






『いのちゃん、大丈夫!?』




声を掛けながら、右手を下にやる。




素早くいのちゃんのズボンのファスナーをおろし、脱がせる。





「……!!やっぱり…」





いのちゃんのソレはパンツの上からでも分かる盛り具合で、パンツに大きな染みをつくっていた。






『っはあ、ねえ、待って…っ!』




いのちゃんが制止しようと手を伸ばすが、力が入らず、なんともならない。




そのままパンツも脱がし、お尻に手を回してみた。





「絶対そうだと思ったよ…、」




いのちゃんのお尻の穴には、ソレの形をしたバイブが埋められていた。女の子にやるやつじゃん…





『やっ……、ひかるぅ…っ、だめ、なの…』






━━どうしてこうなったの?





なんて聞くのはあとにしよう。


このときの俺は、そんなことどうでも良い、なんて思っていた。





「ねえ、いのちゃん。」



抱き寄せたいのちゃんの耳元で囁く。



それと同時に、孔の中のバイブもぐりぐりと動かした。





『ひゃあ…っ!!あっ、はぁん…っ!!だめぇ…!』




「すげえ気持ち良さそうだけどなー」




『んねっ、ひかぅ…っ、とってぇ…!!』




「ええ、勿体無いよ。もっと喘いで?」




耳に口づけをしながらバイブを動かしてやると、身体を震わせて、甘ったるい声をひっきりなしに出しながら感じているいのちゃん。





『バイブ…っ、やらぁ…っ!!』




既に何度も射精しているようで、にゃんにゃん言いながら懇願する。





「可愛いね…いのちゃん。」



『ち、ちが…っ!!っはあ、ひか、ひかぅ…っ!!』





上目遣いで俺を見つめながら、次に放った言葉は、この先ずっと忘れない、衝撃的なものだった。








『ひかぅ…の、が…っ、いい…っ』







「………!!!」



快感に悶えながら、自分に抱きついて、とんでもないことを懇願するいのちゃん。



こんな風に言われて、興奮しない男なんていないだろう。




俺はいのちゃんをソファーに押し倒し、足を開かせてバイブを引き抜いてやった。





『ひゃあ…!!』



いのちゃんのお尻をぐちょぐちょに濡らしているこの液体は、いのちゃんのなのか、それとも……






「どうなっても、知らないから」




俺は素早くズボンとパンツを脱いで、怒張したソレをいのちゃんの穴にあてがう。



そして、




『ひゃあああああっ…!!んっ!!』





バイブに慣らされたいのちゃんのナカを、一気に貫いた。




『はぅ…っ!!あ…っおっきい…っ!!』




こんなにエッチないのちゃんをみさせられて、大きくならないわけがない。





「はあ…、いのちゃんのお尻、すごい良いよ…」




思わず感嘆の声を漏らすと、照れたのか、ナカがきゅっと締まった。




『ふあ…っ、ひかるぅ…っ!』




そして、徐々に腰を動かし始めると、突くたびに悦びの声をあげて悶えるいのちゃん。




『ひあっ…、ふぁっ、はあっ…、あっ、ひかっ、』




そんな風に喘がれたら。


抑えられるわけがないじゃないか。





『ひゃあ!!!?』



ある一点を突いたとき、これまでとは違う声をあげた。




ここだな…




それから、そこを重点的に攻めていく。





『ひゃあ!!は…っあん!!そこばっか…はぁう…っ、やらぁ…っ!!』




「ここが好きなんでしょ?」




『はあ…っ、く…っ、』




自分に乱されるいのちゃんを見ていたら、俺も射精しそうだった。



段々余裕をなくし、容赦なく腰を打ち付ける。




『はあ…っ、あっ、あっ、ひゃあっ、んっ、んぁっ、はぁっ』




腰を打ち付けながらいのちゃんを抱き寄せて、唇を奪う。




『んっ……ふ、んっ、』



「ん………っ」




舌で咥内をまさぐって、いのちゃんを確実に絶頂に導く。





『ひ、ひかぅっ、一緒にっ…、』



「イこう、」




そしてラストスパートと言わんばかりに激しく腰を動かした。





『ひゃあああああああ…っ!!ぁう…っ!!』




「くっ………、」




そして、いのちゃんは自分のお腹と、俺のお腹あたりに、俺はいのちゃんのナカに、射精した。





『ひゃん…っ、ん、光の…でいっぱい…っ』



俺に注ぎ込まれる感覚に身震いしながら、エッチなことをいってのけるいのちゃん。




━━ちゅ、




可愛いいのちゃんの唇を啄んで、すこし呼吸を整えたところで、やっと聞いてみた。






「はぁ…っ、いのちゃん、誰にバイブ入れられたの?」




「………だいちゃん…、です」




なんでモジモジしてるんだ。




『あ、あのね、ちがくて…そのっ』




それからいのちゃんに話されたことは、まとめると、俺が最近構ってくれないとだいちゃんに愚痴を溢したら、自分から誘ってみれば?と提案され、どうやって…、と聞いたところ、バイブをいれられ、ついでに媚薬も飲まされたそうだ。



それを提案したときのだいちゃんのにやついた顔がはっきりと浮かぶ。アイツ…




「で、だいちゃんに色々された、と。」




『そ、そんなにされてないよ!ただ…、お尻に入らないからって慣らすためにいろんなところを触られただけ…』





あいつ、許さん。





「そんなことしなくたって、言ってくれればいつでも抱いてやるのに」



ニヤリとしながらいのちゃんに言う。



「欲求不満な人妻かよ」



『…な、!!も、もう!!光のばかっ!最低!!嫌い!!』



すると顔を真っ赤にして、俺の胸に顔を埋めてしまった。





「はいはい。エッチないのちゃん、可愛かったよ?」



髪を撫でながら小さく言ってみると、さらに耳を真っ赤にした。





『もうやんない。』



「すぐしたくなっちゃうでしょ」



『なっ…なんないもん…!』





そのあと、夜も結局色々しちゃいましたとさ。めでたしめでたし。

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