yellowprince-2

□イジワル…
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F『明日も仕事あるしなぁ』
T『だよね……』
F『やりたい事もあるしなぁ』
T『そっか……』
F『ゆっくりしたいしなぁ』
T『うん… そうだね……』
F『どーしよっかなぁ』

玉は 段々とうつむいていった。

T『ごめんね。やっぱ急だったね。うん… また今度でいいや』
と言う玉の顔は悲し気な表情だ。だが、精一杯笑おうとしていた。

ガヤは、自分の言葉に こんなにも素直に反応してくれる玉が愛おしくてしょうがなかった。

T『ホントごめんね。せっかく来てくれたのに、この時間も無駄になっちゃったね。引き止めてごめん』
と 玉は席を立ち、食器を片付けようとした。
すると ガヤは玉の手を引き寄せ抱き締めてきた。

F『嘘だって… 裕太ん家来たのに このまま帰るわけねーじゃん』
T『ホントに?』
F『ああ!』
T『もう… ガヤ 凄いイジワル……』
F『しょーがねーじゃん。裕太のこと苛めたくなるからさぁ』
と ニヤッと笑う。
T『もー』
と玉は頬を膨らます
F『ごめんな』
T『やだ』
F『ごめん…』
T『じゃあさぁ、今日は ちゃんとオレの言うこと聞いてよ〜』
F『解ったよ』
T『じゃあ許す』
F『今日だけだからな』
T『はーい』
と 玉はニコッと笑う

T『ご飯食べたし、コーヒーでも飲む? あっ、お風呂は?』
F『コーヒー飲む。風呂、入っていいの?』
T『いいよー』
F『じゃあ入る』
T『解った。コーヒー入れるね』
と 玉は、食器を片付けコーヒーを入れる

T『はい コーヒー』
と ガヤにコーヒーを渡す。
F『ありがとな』
T『あっ、お湯入れてこよー』
と 玉は湯を入れに行く。

戻ってきた玉にガヤは聞く。
F『なぁ、ホントに今日は何もしなくていいのか?』
T『いいよ。今日は何もしなくていいから』
F『ふーん…』
暫く他愛のない話しをする。

T『お風呂 そろそろいいよ。入る?』
F『入ろっかな… 裕太はどうすんの?』
T『オレも入る』
F『よし、一緒に入るか』
T『うん』
と満面な笑みを浮かべる。

T『えーっと… ガヤー スウエットでいい?』
と 玉はお風呂の用意をしている。
F『いるか?』
T『何で?』
F『なぁ… ちょっとだけ裕太のこと 欲しいんだけど』
T『ちょっとだけって…… だめ!』
F『いーじゃん』
と ガヤは玉にキスをしようとする。
玉は
『だめ!』
と ガヤの口を手で塞ぐ。
F『ケチー』

T『はい。お風呂入るよー』
と 玉はガヤの服を脱がせていく。
T『はい。手上げて〜』
ガヤは両腕を上げる
T『はい。ジーパン脱いで〜』
とジーパンを脱がせる。
T『下着は… 自分で脱いで…』
と言う。
F『えー! 脱がせてくんねーのかよぉ』
T『恥ずかしい…』
と玉は下を向く。
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