yellowprince

□先輩かよ…
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T『ねー ガヤー。ちょっといい?』
F『うん? どうした?』
T『あのさぁ、ちょっと前に、山下君が指輪くれたのね』
F『ふ〜ん』
T『何か ゙俺とお揃いだからね。右手の薬指に着けてね" って言われたんだけど』
F(右手の薬指って… 山下君…)
T『聞いてる?』
F『あぁ… 聞いてるよ』
T『そしたら昨日、亀梨君も 同じ事言って 指輪くれたんだけど、どうしたらいい?』
F『えっ? 亀梨君も?』
T『うん!』
F『山下君に亀梨君…』
T『うん。2人共すごく優しいんだよ。 いつもメールくれるし、どんなに忙しくても、オレの空いてる時間に、必ずご飯連れて行ってくれるんだ』
F『そうなの? 知らなかったわ』
T『だって、ガヤに言っても興味ないだろうし』
F(イヤイヤ… 複雑なんだけど…)
『で、玉さぁ、指輪って 右手の薬指って、意味分かってる?』
T『ん? 何かね、お守りになるんだよって 2人共言ってたけど』
F『お守りねぇ〜』
T『何?』
F『いや…』
(玉、全く分かってないよな… 男が男に指輪あげて、右手の薬指に着けろ っていうのは、つまり 恋人 っていう意味なんだけどね… まぁ、玉には分かる訳ねぇか… というより、山下君も亀梨君も玉のこと
F『玉、他に何かくれた人いない?』
T『うーん… あっ、そういえば 中居君がよく ゙玉ちゃんに似合いそう" とか言って色々くれるよ。あと 香取君も』
F(はぁ?皆 先輩じゃねーかよー。まぁ、中居君と香取君はいいとして… 山下君と亀梨君 まじかよ…)
T『ねぇ、ガヤ』
F『玉、ちょっと待ってて』
と ガヤは山下に電話をした。

F『山下君。藤ヶ谷です』
P『藤ヶ谷? 珍しいなぁ。どうした?』
F『あの… 玉森に指輪あげましたよね』
P『何で知ってんの?』
F『今 玉森から聞いて… その、どうしたらいいか判らないみたいで…』
P『玉ちゃん解ってないのかぁ… そっかぁ…』
F『それより、本気ですか? 玉森のこと』
P『そりゃそうでしょ。でなきゃ、あんなコト言わないよ。藤ヶ谷、何か文句あるの?』
F『あの… 俺も本気なんで…』
P『藤ヶ谷もなの?』
F『それと、亀梨君もだと思います… 多分…』
P『亀? やっぱ そうだったんだ… ライバル多いねぇ…』
F『それより、指輪 薬指に着けろ という言葉 玉に言って、取り消してくれませんか? 俺もスタート地点に立ちたいんで…』
P『ふ〜ん… 本気なんだ…』
F『はい』
P『わかったよ』
F『ありがとうございます。じゃあ、玉森に代わります』
F『玉、山下君』
P『あっ、玉ちゃん?』
T『玉森です。山下君 この間はありがとうございました』
P『いいよ〜気にしなくて。それより、ごめんな、指輪。どこに着けてもいいからね』
T『いいんですか?』
P『うん。今はね』
T『じゃあ、早速 着けますね』
P『うん。あっ、またご飯行こうな』
T『はい。ありがとうございます』
P『じゃあ、藤ヶ谷に代わってくれる?』
F『代わりました』
P『とりあえず、言ったからな』
F『ありがとうございます』
P『じゃあ、撮影あるから。ぜってー負けねーからな』
F『俺もです』
P『とりあえず またな』
F『玉、山下君 何だって?』
T『指輪ごめんね って。どこでもいいよ今は って言ってた』
F『そっか… 今は ね…か。後は亀梨君か…』

ガヤは、亀梨に電話をし、山下と同じコトを告げた。亀梨も気持ち良く(さすが!)了承してくれた。とりあえず、指輪のコトは解決した。

F(それより俺、すげー遅れとってるよな。いくら同じメンバーで、近くにいれるからって、油断してたわ… よりによって、先輩相手かよ… 泣けてくる…)
とりあえず
F『玉、俺 頑張るから』
と玉に誓った。
玉は、そんなガヤの想いを知らず、2人から貰った指輪を どこに着けようか、楽しみにしている。
ガヤ、頑張れ…

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