SKET DANCE

□しばらく拝んでいいですか?
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部室に入るといつも通り、スイッチがいた。
『ああ、ボッスンか。あれ?ヒメコはどうしたんだ??」

「ヒメコ??..あー。」

そういえば。昼休みの終わり位に、
「あ、ごめんボッスン。今日部活行けへん‼」

「ぉお。別にいいけど、何かあったのか⁇」

「うん!
これからモモカんトコ行ってくんねん‼それにあの子ドラマCD出すみたいで、そしたらモモカが収録現場おいでって‼」

相変わらずの饒舌さに唖然してしまった。だかその位、ヒメコは興奮していた。

「おお、そうか!じゃあ気をつけて行って来いよー‼」

ж.+゚.ж.+゚.ж.+゚.ж.+゚.ж.+゚.ж.+゚.ж.+゚.ж

「ヒメコならモモカの収録見に行ってるらしいぞ。」
俺はソファーに腰を掛けた。
『そうか。ありがとう。』


『ボッスンは帰らないのか??』
「ああ。もうちょっといる。」
『そうか。』


「……。」

『……。』

無言の時間がかなり長い。
スイッチはイアホンをしてパソコンをカタカタさせているばかりだ。

…っ。また画面しか見ねぇのかよ。


にしても、ヒメコ居ねぇと暇だな。

俺は急にきた睡魔に襲われながら重たい瞼を閉じた。


~said S~

俺が「ときどきメモにあるGS4」のキリがついた頃、ふとボッスンを見てみるとソファーの辺りからスースーという寝息が聞こえてきた。
何だ。寝てしまったのか。

椅子から腰を上げ、ソファーを覗いてみると何とも幸せそうな寝顔があった。

くそ。可愛いな。
顔に掛かっている長い前髪を分けて、再び、その可愛い寝顔を拝む。

「……ん。」

起こしてしまったのか。と思ったが、まだ夢の中のようだ。

「……ち…」
何か言ってる⁇
耳をすましてみると、


「…すぃ……ち。」



といいボッスンは満園の笑みを浮かべた。

…っ⁈そ……それは。反則過ぎないか⁈


俺はしゃがんで、ボッスンのまだ少し動いている唇にキスをした。


触れるだけのキス。


静かな部室と彼の寝息が急に俺の心拍数を上げていって、キス一つでこんなにも緊張するものなのか。。

まぁ、俺には寝込みを襲う趣味は無いからな。
今はこの可愛い寝顔を見れるだけで幸せだ。

なんて色々考えたからか、一気に疲れがきて、俺も彼の心音を聴きながら眠ってしまった。




【おまけ】



(………スイッチ⁈)

(…あいつ、今 俺にキスしたよな。)


(〜〜っ‼)







「………ファーストキス…だったのに。」



おわり

:あとがき:
だあああー!書けた。書けたよ。なんなんだこの色気の無さは。((泣
次はえっちいの書きたいな。
ここまで読んでくださりありがとうございました‼
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