*智希とあみちゃん*


智とあみちゃんは近所のお友達だった。

あみちゃんのお姉ちゃんは、智と同い年だったため、仲が良く、私自身もあみちゃんママと仲良くさせてもらってた(もちろん今でも仲良し!)


智が四歳のとき、あみちゃんが産まれる。

あみちゃんは、なぜか智になついていて、智もあみちゃんを可愛がっていた。


智希9歳、あみちゃん5歳お互いに初恋だった。


でも、その一年後あみちゃんは東京に引っ越すことに。

そこからは、手紙のやり取りや、ママたちの携帯を使ってのやり取り。(子どもながらに遠距離恋愛…笑)

あみちゃんは会ったときは必ずいつも「智にいだぁいすきっ」と智に抱き着いていた。


智も「僕もあみちゃん大好きやで!」と目を輝かせていた。


智が亡くなったとき、あみちゃんは10歳。

お通夜やお葬式では、誰よりも悲しんでくれた。


10歳だったあみちゃんも、今年(2013年)13歳。

智との差が1歳しかなくなってしまった。

智も見たかっただろうね、綺麗なあみちゃん。 もっと惚れちゃうかもね。

天国から見てるかな??


あみちゃんは今でも

「智にいよりええ人が居らん限り恋できひん。(今でも関西弁の名残が残っている。)」

って言ってくれてる。


じゃあ、あみちゃんは一生恋ができひんかもね(笑)

でも、あみちゃん恋してもいいんだよ。 って、最近読んだ「もしも君が」と「今でも君を」という本を読んで思った。

そこには「もしも幸せを掴んでいたら、それがあたしの幸せだから。」と書いてあって…

やっぱり智は優しいから、あみちゃんの幸せが智の幸せなのかなって。


それでもあみちゃんは智が良いみたいで…(嬉しいけれど)


「たまに、あみちゃんは○○君が好きなんだって、って噂流れるけど、あたしが好きなんは智にいやし!」

って言ってるよ 良かったね
智…

でもあみちゃんが幸せを掴んだら、喜んでね。

あみちゃんには沢山支えてもらってる。

あみちゃんありがとうね。

これからもよろしくね。












  

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