新☆ХV機関!!!

□No.1†夢の世界の裏側†
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気絶したヒカルにあるイメージが流れ込む。

どこまでも続く闇の中に、声だけが聞こえてきた。



――――――



「時は満ちた。と言うべきか……」



ーー誰だ……



「人間はもろい。消えるのは残酷なものだ」



ーー消えるってどういうことだ?俺、死んだのかな…



「お前は何を望む?力か、信頼か、平和か?」



ーー俺は……俺は平穏がほしい。前のまま、いつも通りの生活があればいい。



「本当にそうか?お前には秘められた力がある。力、力は恐ろしい。大き過ぎる力は闇を生み、闇は憎しみを生み、やがて憎しみは復讐に変わる。そして復讐は新たな復讐を生む」



ーー何が言いたい?



「不意の失踪など存在しない。人の消滅には必ず意味がある……わかるか?」



ーー何を…っ





「まみは」



ーー黙れ……





「お前が」



ーー黙れ黙れ黙れ黙れ











「殺した」




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