短編

□君と出逢えた奇跡
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これは、俺のアリスが発現したその後の出来事。


俺はどこで狂い出したのだろうか。


俺の普通の平凡な生活を送っていたのに。



もし、俺がここに至るまでに死んでいたら。


もっと楽だったのだろうか。
そんなことまで思ってしまう。



俺が初めて罪を犯したあの時から既に俺の運命が狂いだしたんだ。

その時の俺は嫌に冷静で、かろうじての残っていた男の荷物から身元を割り出した。
間抜けなことにアジトらしき場所まで書かれていた。





そして俺は行動に移した。

夜中、こっそりと家を抜け出してそこへ向かった。

俺は堂々と正面から入っていった。





不思議と恐れ、恐怖、躊躇いは俺の中には無かった。




この時点で俺はおかしかったのかもしれない。
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