*鷹夢 名前変換なし
適当に入った酒屋。
もうベロンベロンに酔っ払いたい、そんな気分だった。
とある日の出来事
その日はとにかく、なんだか無性にイライラする日だった。
仕事先である飲食店で、客に尻なでられたから、キレて殴ったら店長にクビにされるし…。
ほんで、イライラしながら外に出たら財布がないことに気づいて、記憶をたどってみると財布を尻のポケットにいれてたこと思い出して(あのヤロウ絶対スりやがった)
金はなくなり職もなくなり本当に散々な日。
こんな日は飲んで嫌なことを忘れよう!そう思ってなけなしのわずかなお金を家からもってきて今酒屋に入る。
しかし、嫌なことはまだ続く。
「ねーそこあたしの席。」
「・・・」
「ちょっと、聞いてる?」
いつもあたしが座る席に今日は男が一人座っている。
そこは店の客たちの喧騒が唯一遮断できるところでいつもあたしが陣取っていた。
なのに今日は変なひげの男がそこに。
物騒なことにでっかい剣まで背中にしょって。
しかもあろうことかあたしの言葉を完全に無視。
「ねーって「わかった」
男はスルりと立ってその隣の席に移動。
この男の隣かよ、とか一瞬思ったけど、案外簡単に動いてくれたから小さく「アリガト」と言ってその席に座った。
とりあえずビールを頼む。
ほんとはもっとアルコール度数の高いものがよかったのだが、今はのどが渇いていたのでビールにしておいた。
「ねーこの島の人じゃないんでしょ」
「ああ」
「じゃー海賊?」
「…ちがう」
「へーんじゃやっぱその剣からして剣士さん?」
「…ああ」
そっけないやつ。
あーでも、剣士ってことは人殺したことあるんだよね・・・。
「ねー今までで何人殺した?」
こんな率直に聞けるのはお酒のせいにしておこう。
今まで正面しか向いていなかった彼の顔がゆっくりこっちを向いた。
ひげを生やしているわりにオジサン、というイメージはなく、むしろカッコイイとさえ思えるようなオーラがあった(柄にもなくそんなことを思ってしまった自分が恥ずかしい!)
そんなことを考えていたら、なぜだか妙に心拍数が上がって、目が合った瞬間にメデューサににらまれた様に体が動かなくなる。
「数え切れないくらい」
そう言って口の端を少し吊り上げたさまに、私の目は釘付けで今日の嫌なこともすべてふっとんでしまった。
こんな質問怒るかなんだかするだろうと思っていたにもかかわらず、平然と、しかも笑っていたということは、彼には人を殺すことに対する恐怖がないのだ、と知った。
饒舌なはずのあたしが「ふーん」とだけ答えてしまったのは、きっとお酒のせい。
私
は
こ
の
と
き
恋
に
お
ち
た
ん
だ
*やべー鷹のキャラがわかんねー。
これだれ?(おい
2P目、ようやく作りました。
ではでは、コメくださいな。夢の希望あったら
99%の確立でその夢が更新します。