「コレ……なに?」
「ハチマキかと……」
「へー……」
秋と言えば運動会。
四年前は参加しなかったが、今回は参加することになってしまった
『楓お姉ちゃん参加するよね!』
『うむ、するぞ!』
『わう!』
ロタロー君の期待した瞳。パプワ君の強制参加。
返事をしてないはずなのにエントリーされてしまったのだ
「はあ……」
「楓さんなら大丈夫だって!」
「目を反らして応援しないで」
普通の運動会だったら、まだ気がのるが……
四年前の光景が嫌でも思い出す。
取り合えずロタロー君達に渡された綺麗な紐を首に閉めた
ハチマキだよね?紐が長過ぎだろ
私の身長よりも、それ以上長い
「何の競技か聞いてないんだけど」
「今年から初める競技だからなァ」
「………」
とてつもなく不安なんですけど(鼻血)
「では、今から競技を始めるぞ!」
「え?ちょっ、まだルール聞いてないんだけど!!」
「よーい…―――」
「シカト?」
ばーーんっ
「Σぐえっ!!」
「ラッピングー」
「わー!パプワ君上手だねッ」
競技種目:友達ラッピング
だからこんなにも紐が長いんだ……(鼻血)
長すぎじゃない?
(うむ!楓プレゼントが出来上がりだな)
(……)
(ぶほっ!)
(わっ!何鼻血吹き出してるんだよッ家政夫!)
*********************
リッキー、如何わしき妄想して吹き出し中(爆)
煮詰まっている私に原子様からアイデアを頂きました!有難う御座いますッ
.