六神魔法律相談事務所
□第2条 ヨイチとヨシツネ
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……本日、2/4。
俺やトオルの誕生日からしばらくたった。
俺は事務所の椅子でウトウトと微睡んでいるところだった。
そんな中、ヨシツネがこそこそと出掛けようとしている。
『ヨシツネ。どこに行く気だ?』
事務所の椅子から降りもせずに声をかけると、ヨシツネはビクッと肩を強張らせる。
よくよく見れば、いつもの男の子っぽい服ではなく、女の子らしい紫色のワンピース姿だ。
……さしずめ……ヨイチのとこか。
『……ま、何処でも良いが。早めに帰るように。
それと、何か困り事あったら迷わず連絡。いいな?』
源「!
うん、行ってきます!」
『行ってらっしゃい…』
パタンという扉の閉まる音を聴いて、俺はまた眠りについた。
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