忍から忍へ
□弐 - 信用成らぬ者
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新任として6年生他委員会メンバーや、
雑渡らタソガレドキメンバー(主に雑渡と諸泉)に挨拶した翌日…。
俺と里奈先輩は特にやることもなく、吉田先生や小松田の手伝いをしていた。
そんな時…。
小松田「…むむっ」
『どした?』
小松田「今なんか、門を叩いた音が聞こえたような…。
私ちょっと行ってきますねぇ〜」
そういうと、目にも止まらぬ早さでパパパーっと入門表を片手に走っていく小松田…。
吉田「…いつもの雑務も、あのくらい素早く的確にできれば私も心配要らないんですけどねぇ…」
「まったくですね…」
そうポツリと呟いて互いに苦笑いになる吉田先生と先輩は、
微笑ましそうに小松田が向かった門の方角を眺めていた。
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